初めてセドナに行ったのは13年前1999年でした。まだ20世紀だったんだな~~
そして、2回目に行ったのが2000年。その時に、レッドロッククロッシングに行きました。
最初のときは何も分からずに、ただただベルロックとエアポートに登っていただけだった。
0224ベル

これは今年2月の写真なんだけど、1999年のベルロックは不思議だった・・・
今みたいに日本人なんて全くいない。いたのは、ニューエイジの人たち(その頃はニューエイジも知らなかった)。不思議なセンスの服を来て、岩場に登っていく。そして思い思い座って目を閉じたりてを広げたり・・・・そう、つまりそれは瞑想していたってこと。セドナに行く前の私は「大地のパワーでリラックス」というフレーズにとにかくこころを奪われていた。「大地の力・・・・・感じたい!」という気持ちだけだった。そして、ベルロックは、鷲のような視野を持つことができる場所、ってことだった。すごいじゃないか!!!!つまり物事を俯瞰で観れるということ。ネイティブアメリカンはかつてこの岩山に上り、鷲のような視野を持つことができるとして決断をしに行ったとか。その頃、大手旅行会社に金していて心身共に疲れていた私にとって、この場所はきっと特別な場所だった。

そして、翌年。
REDROCK JEEPという会社のツアーに参加した。
この会社のツアーは、アドベンチャーというよりも、スピリチュアルな感覚で案内するツアーだということだった。その頃の私は「スピリチュアル・・・?なんだそれ?」という感じのほうが強かった。そして、そのツアーで行ったのが、レッドロッククロッシング。ここでの体験はその時の自分にとって、驚きの体験だったんだ。
レッドロッククロッシング

レッドロッククロッシングは、カセドラルロックをとーっても美しく眺めることのできる公園。そしてゆったりとオーククリークが流れている。とにかくゆったりと時間が流れているような場所。そこにある木があるの。白樺のような木と普通の木がひとつになっているような抱き合っているような樹。そういう樹にはスゴイエネルギーがあるんだって。で、みんなでエネルギーを感じてみましょうと言って手のひらにエネルギーの玉を作ったりいろいろした。初めてのことばっかりでおもしろかった。そうしたら、経験談をシェアしたい、というおじさまがいた。白人のアメリカ人。としの頃は60ちょっとくらいかな。彼の体験というのは、セドナには奥様に連れられて初めて来たそうなんだけど、「とってもスピりチュアルでパサースポットで素晴らしいところがあるの!」という奥様に「胡散臭いなー」と思いながら連れてこられたとか。そして、この樹に来た。そうしたら背中に電流が走るような感覚だしたんだそうだ。彼は、ベトナム戦争に行ってて、脊髄を損傷した経験があるらしい。それ以来、背中の痛みがなくならないし、トラウマのようなものにとらわれていた。
樹

そして、この樹に触ったとき、背中に電流のような衝撃を感じて、痛みが消えていったんだそうだ・・・今まで苦しみや悲しみ、いろんなものに苦しんでいたのが、なくなってしまった瞬間だったらしい。そして、彼は泣き出した。回りにいた私たちもみんな泣いていた。なんか、理屈じゃないもの。しかも日本人は私たちだけ。でも、目に見えないそうゆうものって本当にあるのかもな、と思った体験だった。
行きのカセロク

そういうことがあってもなくても、セドナは変わらず綺麗だし、雄大だし、あったかくてなんだろうなー包み込むような空気だ。私が初めて企画したツアーに同行した時にある人が言ってたんだけど、「湯治場のような感じですね。」って。セドナ全体の力がまるで温泉に入ってるみたいに体にじんわりくる、って。なるほどーって思った。なんだかわからないけど、気持ちいい。そんな感覚。いつ行っても、歓迎してくれているような?そして、何度行っても毎回感動する。素直になれちゃう感じかな。

でも、感情の振り幅が大きくなって、落ち着く人もいれば、泣いてばかりの人や、感情が爆発する人もいるみたい。私は結構いつても気持ちいい派だけど。
たまに、疲れているから、とか迷っているから行く場所、みたいに言うひとがいるけど、そんなことない。そういう人もいつでも受け入れてくれる場所なんだと思うな~。アメリカだけどなんか懐かしい。
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