週明けのきょう。
会社に着き、始業前の準備をしていると
会う人会う人みな声をかけてくる「週末大変だったねぇ」
ええ、大変でした、いろいろと(笑)。
開幕戦をマリンで迎えるこの喜びはきっと1年で一番テンションのあがることベスト3に入ります。
開幕の日の朝、家を出るまで、マリン到着・・・これくらいまではあんまり変わらない自分。
列に並び、まわりのおバカさんたち(自分を含む笑)を見渡し「お疲れさんです」と失笑。
試合開始ははるかかなた向こうの時刻。なのにこの群れ(笑)。
もうほんとどーかしちゃってます。
列整理のため立ち上がり、開場。これくらいからこれくらいからちょっとづつあがるテンション。
席確保、グランドに散らばる選手たち、谷保さんの声・・・
配布される画用紙。手にしたフラッグ。埋まっていく外野席。
どんどんあがるボルテージ。
それに引きずられるように自分のテンションもどんどん上がり
フラッグも「片付けるの面倒~」とか言って出してもいなかったのに
いざ試合開始となると思いっきりあたふたしつつ取り出し振りまくる。
正面に掲げた画用紙の隙間からスタンドの様子を見ると
見事なほどにみんながシンクロ、ほぼ320度くらいが縦じまの一部になってました。
26番目の選手、ここに集結って感じでした。
ダルくんと直ちゃんの息詰まる熱投。
おされ気味の重い空気に垂れ込める雨雲。
徐々に強くなる向かい風を切り裂き、飛んでいくズレさんの特大アーチ。
4-4。
狂喜乱舞とはまさにこのこと。
振られる旗と繰り返されるハイタッチ。
うつむくダルくんの背中がなんと切なかったことか。
雨がもうそろそろみんな落ち着こうよ、といった感じで
大粒になって落ちてくる。
B・Bベアが先陣切って雨中のヘッスラ。
そしてマーくんも・・・みんなが「ああ、マーくん、また頭が・・・」と
心配しつつ見守る中、マーくんはヘッスラではなく足からスライディング。
ひとしきりテンションを落ち着かせた後、試合は7回コールド。
日曜の開幕2戦目はテレビ観戦。
朝からセンバツの個人的地元対決、岐阜の中京高校VS千葉の千葉経大付属高校の
追いつ追われつの好ゲームに酔いしれていると地震速報、
実家が比較的近いので妹宅、実家の母と電話で安否確認。
海浜幕張は雨と強風、これはもううちでテレビ見るかな、と。
グリンさんとコバヒロのマウンドは激しくぬかるんでいて
テレビ画面越しでもやりにくそうなコバヒロのイライラがすごく伝わる。
その背後に並び続ける「0」の列。
テンポは早いのに試合時間が長かったのはグランド整備に
すごく時間がかかったから。
スタンドの見る人も、グランドに立つ選手も余計に疲労のたまるような
環境の中、きっと今までで一番の投球を見せていた両投手。
特にコバヒロはつい20日くらい前までに見たナゴヤドームでの
ダメダメコバヒロの姿なんて微塵もなく、
すごくかっこよかった。
自分の始末は自分でつける、みたいな、
そんな「オトコ気」を初めて彼に感じました。
こんなにすごいピッチャーになるなんて一番最初に見たときには
全然感じなかったのに。
スタミナと責任感、それが備わったコバヒロは
見た目を超越するカッコイイオトコになりました。
だからこそ打つ人がちゃんと打ってほしかった、とも思うけど
この2日間は本当に濃厚で、すごい試合を見せてもらいました。
なかなか見たいと思っても見られない、きっと稀有な試合。
開幕2試合が続けてドローは74年の優勝のとき以来だとか
まだ勝ってないから勝率は.000とか
そういうのはもうどうでもいいです。
また見たいと思っても見られないほどの試合を
一番楽しみにしていた日に見せてくれた両チームに感謝。
力が均衡でフェアに戦いたいと望んでいた両チームだからこそ
見られたこのゲームはきっと今年のベストマッチに選ばれると思う。
それだけでもう、胸いっぱいです。
選手は精神的にも肉体的にもいきなり疲れたことと思うけど
今シーズンがさらに楽しみになったことは間違いなし。
明日からの所沢でもしびれる試合を見せてほしいです。