レスター:蛇に間違われたロープの話をしてみよう。
道を歩いていると、ロープがある、そしてあなたはそれを蛇だと思う。
カルマとは、蛇という幻想の領域にあるようなものだ。
蛇が現れた、そしてその蛇が消えた時(ロープだと気付いた時)、蛇だとあなたが思っている時だけ蛇だったのでは?
いつ蛇が始まり、いつ蛇がなくなったのかな?
それは常にロープだったんだよ。
もし君がカルマの中にいるのならば、それは永遠に存在する。
もしその中にいないのならば、それは存在しない。
カルマには最初も終わりもないんだよ。
カルマを解決しようとしてもそれは不可能だ。
形而上学の学校では、カルマを解決しなければならない…と教えているところもある。
カルマを解決しようとすれば、未来にさらに新しいカルマを生み出すだけだ。
ならば、我々は何が出来るのか?
幻想から目覚め、真理を見出すことだ!
蛇をロープだと見る事だ!もしロープが本当だ!と見ることが出来たら、蛇はもう存在しない。
我々の真我を見たら、すべてのアクションとリアクションは夢だったと気付く。
そして幻想は我々にもう影響を及ぼすことは出来ないのだ。
続きます。