学校で学ぶ内容について。
ずっと考えてた。中学生くらいから。
こんなもの勉強して、将来何の役に立つのだろうと。
大学に入った頃に、インターネットが普及し始めると、その思いはますます強くなった。
調べれば出てくるのに、なぜ暗記しなけりゃならないのだろう。
私の疑問に答えてくれる人はたくさんいたが、納得できる答えには出会えなかった。教育大学に在籍していながら、教育に携わることへの興味が失せてしまい、クラシック音楽とゲームと酒にはまっていった。
普通の人の倍の時間とお金をかけて、どうにかこうにか大学を卒業したが、リコーダーを勉強したいと思ってそこからさらに2年、親に無理を言ってリコーダーを勉強させてもらった。
プロの演奏家になるという夢をあきらめて、実家に戻ってきたら、ちょうど地元で小学校の臨時講師が足りないそうだという話を聞いた。すぐさま応募し、その年の4月から小学校教師としてのキャリアが始まった。
教師になってからも、小学校で学ぶ授業の内容が、本当に、大人になってから役に立つだろうか、と言う疑問は消えなかった。
もちろん、学習指導要領の内容に沿って、授業はした。しかし、役に立たないかも、と思いながらの指導で、子供たちに力がつくわけがなく、学年末にはいつも心の中で子どもたちに謝っていた。
ごめんね、こんな担任で。
ごめんね、力をつけてやれなくて。
指導法の本をたくさん読んだ。いろいろ試した。
でもうまくいかなかった。
今思えば、当たり前のことだ。
子どもを、子どもの可能性を信じていなかった。
信じていない人間が何を言っても、上手くいくわけない。
教師になって、10年ほど経った頃、『学び合い』に出会った。これだ、と思った。