後輩自分が通って来た道なら、伝えることができる。自分よりも上手に進めるのならば、有り難い。寧ろ、教えを請いたい。問題は、私の知らない道を行きたいという後輩に、先輩なんだから、教えてと言われる、または同僚に教えてやれと言われることだ。今まで後輩だったから、先輩になりきれずに困っている。先輩になろうとすること自体に違和感を禁じ得ない、というのが正直な思いである。