こんにちは。ご無沙汰しております。


今日の夜は大学近くのバッティングセンターに行ってきました


実は今日の昼はゼミ活動をしており、夜まで論文執筆作業に取り組んでいたのですが、ひと段落ついたところである女子が「ゼミのみんなで中華料理食べにいこう」と切り出しました。

しかも博多の高い店に行きたいなどと言っている。


何度も書く通り、僕は社交性のなさ故このゼミのグループにあまり仲が良い人がいないし、早く帰りたかったので「俺、今日ドンキでモバイルバッテリー買いに行かんとダメなんよね」(もちろん買うつもりはない)と言ってやんわりと逃げようとしたところ、彼らは「お、じゃあ俺らもドンキ行くか」などと抜かし、逃亡に失敗しました。


こういうしょーもねぇ嘘をつくところが僕のマジでダメなところなんですよね。


なのでドンキから出た後、キッパリと今日は帰りたい旨を伝えました。


案の定「は?なんで??」「てかお前さっきのドンキも嘘だろ」みたいな反応が返ってきましたが、行きたくないもんは行きたくないですから仕方ありません。とにかく、逃亡成功です。

わざわざ高い金払ってまで行くよりかはマシ。


さて。ここから何をするか。

さっき、早く帰りたいと書きましたが僕はその前にやっておきたいことがありました。


バッティングセンターです。


プロ野球開幕も近くなってきましたので、それに合わせて陰キャリーグ、名付けて陰・リーグの開幕です。


昨年から本格的にプロ野球を見始めた影響で、自分の野球熱も最高に高まっています。


高校時代は守備がヘタクソすぎて公式戦では代打でしか使ってもらえなかった僕でしたが、それでもやはり、打席に立った時の緊張感やヒットを打てたときの快感は忘れられません。


最後にバッセンにきたのは3年ほど前だったかな。

久しぶりに、生きた球を打ちにきたのです。




さて、まずは110〜120キロ程度で様子を見ようか。


虎の主砲、大山悠輔を彷彿とさせるフォームで打席に入ります。


なるほど、久しぶりにきましたがこの程度なら余裕です。

こんな僕でも、高校時代はチーム内トップの打率を記録したこともあるので、バッティングはかなり得意な方だったんですよ。


さて、お次は130キロといきますか。

地方の高校球児のストレートだったら、大体これくらいの速さです。


が、先程までの勢いは束の間、急激に差し込まれることが増えてきました。


特にインロー、インハイはめちゃくちゃポップフライになる。


しかしそれでも、10球ほど打ったところでなんとか目が慣れてきて、僅かながらヒット性の当たりも増えてきました。


というか、スイングスピードが現役の頃とは全然違う。球にも結構押されてる。


衰えとは、悲しいものだな、、、



よし、じゃあ次は140キロ行ってみようか。

140キロを超え出すと、いよいよ格の違いが明確になってきます。


まず、横から見た球の軌道が違います。

130キロのそれとは全く異質です。

白球が糸を引くように、火を吹きそうなスピードでミットに突っ込んでいきます。


僕も試合でこういう投手と対戦しましたが、球のノビと重さが凄かったです。

当たりはしましたが、どん詰まりのセカンドゴロだった記憶があります。


というわけで現役時代から4年経った今、再び打席へ向かいます。


一言。速すぎ。

差し込まれる差し込まれる。

打球も上がらないし飛ばない。


「グァッ」などと呻きながらスイングを繰り出しますが、めっちゃ詰まる。

しかし後ろで野球少年が見ている。

なんとか、なんとかヒットを打ちたい、、、!


頑張ってみた結果、2.3球はライナー性打てました。

そりゃ、ずっと打ってりゃ当たり前だけどな。


その後も熱くなってしまい、1500円分くらい打ち込んでいたところ、その瞬間がやってきます。


それは135キロを打ち込んでいたときです。

僕の手に、確かな感触が残りました。


あっ、、、、



「デデデデッデデデ~ンwwwwwwwワ~~オwwホーームラァァァァァン!!

受付まで、お越し下さい」


アナウンスが響き、打席にいる人達が手を止め、「お?」という眼差しを向けてきます。すぐ隣の打席にいた左打ちの野球少年も、ニッコリ僕の方を見つめて来ました。


その笑顔に、僕もぎこちない笑顔で答えました。

普通の試合だったら、多分センターフライだろうけど、、、、



打席終了後そのまま受付に行き、おばちゃんに

「アッ あのホームラン当たったんですけど」と伝えると、「おめでとうございます㊗️🎊」という祝福を受けてサービスチケットをいただきました。


なんだかとっても、ストレスが発散できたように思います。やっぱり打球が飛ぶと凄く気持ち良い。ご飯会抜け出して良かった。

絶対こっちの方が楽しいもん。


バッティングセンターって、もちろん野球少年達も多いんですけど、100キロを打ち返すOLさんとか、カップルで来てる人とか、サラリーマンさんとか様々な人が居て、心地良い一体感があります。


ストレスが溜まった時はぜひ、皆さんもバッティングセンターに行ってみてくださいね。

僕と会えるかもしれません。


人はついつい、「もうあの頃みたいには無理だ」と勝手に思い込んでしまいがちだけど、実際に打席に立って、振り抜いてみるまで分からないんだよな。


空振りしたって、また構えて、ボールをよく見て振り抜けば、当たるかもしれないよな。

3割打てれば上等なんだよ。

空振りを恐れるな。打席に立ち続けろ。チャレンジャーであり続けろ。


ではまた。




行きたくないゼミ飯から逃げたら、ホームランを打てた