虹の玉 | 多肉植物 shop Sedamnのブログ

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多肉の寄せ植えや器の制作工程など
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フローリストのコウタです。

あけましておめでとうございます。

去年は振り返るといろいろな経験をすることが出来てすごくよかったと思います。

これもひとえに「sedamn」を応援してくださる皆さんがいたからこそ出来たと感じています。

今年もなにとぞよろしくお願いいたします。


今年の目標としましては、自分が8年間経験してきたことを育て方を紹介していきたいと思います。
少しでも多肉植物を育てる上で参考になればいいと思います。

今回は一般的によく出回っている「虹の玉」「オーロラ」の育て方です。

「虹の玉」はベンケイソウ科セダム属に分類されます。

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※上の写真は地植えで育てた「虹の玉」です。

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※上の写真は「オーロラ」

【成長型】
「夏型」です。
「夏型」とは3月から10月(春から秋)が成長期で元気に育つことが出来る期間です。
梅雨時期(6月)と真夏(7月~8月)は成長が緩やかになります。
3月~5月(春~初夏)と9月~10月(秋)が綺麗に元気に育つ時期です。

【注意点】
梅雨→雨が多くなるので、「蒸れやすく」なります。このとき水の上げすぎると腐さりやすくなります。
真夏→気温・湿度共に高くなるので「葉焼け」蒸れが原因で腐りやすくなります。

【潅水】
梅雨時期は雨が多いので月に1回程度でいいです。
真夏は「休眠期」に入ってしまうので、月に一回程度でいいです。
そのほかの季節は鉢から水があふれるまでたっぷり上げてください。
上げるタイミングは土壌がカラカラに乾燥していること、晴れが3日間続く時に上げてください。

【紅葉のさせ方】
3月~8月(春~夏)に太陽にしっかり当ててください。
梅雨・真夏は雨の当たらない軒先や遮光をしてしまうので若干太陽不足なりがちです。
梅雨ならば、雨が降らない晴れた日にはたっぷり当ててあげてくだい。
また真夏は地域や育てている場所によって変わるとは思いますが午前中や夕方太陽が弱まる時間帯に当ててあげてください。
紅葉するのは昼間と夜間の温度差が出てくる秋ごろから始まります。
一番綺麗に色ずくのが冬で、寒さに触れることでより赤みを増します。
春から太陽光をしっかり当てることで綺麗に色ずくことが出来ます。
なので太陽不足だと赤みが弱くなります。

【紅葉時の色の変化】
「虹の玉」
真っ赤になります。ただ赤くなるだけではなく太陽がよく当たる箇所は赤く染まり弱い箇所は若干赤みが弱くなります。太陽の当たり方で綺麗にグラデーションになります。

「オーロラ」
ピンク色になります。近くで見るとキラキラとラメを散りばめたように光っています。虹の玉と同じく太陽に当たり具合で色合いが変化します。

【増やし方】
「葉差し」「挿し木」で増やすことができます。

「挿し木」
出来ている苗を使用するので簡単に増やすことが出来ます。
この時、全ての苗を切ってしまうと親株がダメになってしまうこともあるので、何株か苗を残したほうがいいと思います。
切った苗は1週間ほどで根が出てくるので、その後土に植えてあげてください。
また、3日間半日陰で乾燥させた後土にさしても発根するので問題はありません。

「葉差し」
葉をとってから子供が独り立ちするまで半年以上かかります。また、子苗は大変弱いので親と同じように太陽光に当ててしまうと「葉焼け」をおこして死んでしまいます。半日陰でゆっくり育ててください。

【注意点】
「オーロラ」
虹の玉の品種改良種なので、挿し木でしか増やすことが出来ません。葉差しだと芽が出ない可能性が高くもし出たとしても「先祖がえり」と呼ばれる現象を起こし「虹の玉」になってしまいます。

【失敗談】
去年の「梅雨時期」に雨に当てすぎてしまい。
急いで室内にしまったのですが、1週間も経たずに苗が蒸れて腐ってしまいました(笑)
自分の中で多肉の生命力に甘えていたのかなとすごく反省しました。
蒸れの原因は土壌が湿っていることでもありますが、室内は風通しが悪かったり外と比べて蒸し暑いので「蒸れて傷む」可能性が高くなります。
もし間違ってしまっても焦らず、風通しのいいベランダや最悪傘をさして雨が当たらないようにしてもらえれば、元気に成長します。
傷んでしまったらすぐに植え替えれば状態は改善され少しずつ元気に育っていくと思います。


いい苗が育てられるよう日々精進していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも「sedamn」をよろしくお願いしまうす。