自分がぼうぜんとしている間、男たちはなにか話し合って、
その後、金になるものと共に連れていかれた。
「養子売場」に。
たぶん冬風と同じ場所なのではないだろうか。
日本で養子売場はかなり少ない。
自分が養子売場に売られるとき、養子売場の人間は何も言わなかった。
不信、そんな顔さえしなかった。
自分たちも子供を売るからだ。
3歳の時に養子売場に売られて4歳の時に今の親に買われたが、
その一年間で生まれてからの「記憶を全て忘れた」。
自分の頭がおぼえているのは危険すぎると判断したのだろう。
ショック死になっていたかもしれない。
だから、今の親に買われた時、自分の記憶は何もなかったため、
本当の親だと思い込んでいたのだ。
だが「憎い」という感情は残っていたらしく、
今のこんな性格になってしまったのだ。
このみにくい性格に・・・。