彰子さま役の三上さん。
『リベンジ』の女性記者役は、
きっぱりと自己主張できる活動的な役だったけど、それとは真逆、おとなし過ぎる無表情な姫。
母である倫子は、もちろん、
こんな美しくいたいけな愛娘を、
政に利用する道長も、辛い、苦しい。
道隆んちとは、正反対。
定子は、
明るくて、打てば響くタイプ。
人の心を掴むのが上手い。
定子の両親は、
定子が生まれた時点で、
入内要員として決めていた。
なので、定子は、
幼いときから、
両親に、
「お前は、将来、天皇の妻になるんだよ、天皇に気に入られて、皇子を産むんだよ」と、
云わば洗脳されて育ったようなものだ。
定子も、彰子も、
そして、一条天皇の母である詮子も、
身分は高いけれど、
みーんな、親から『道具扱い』されて、
本当に可哀想。
武士の世の中になっても、
姫さまたちは、やっぱり道具扱い。
自分の家や、自分の国を守る為に、
和平を結ぶ為に、
と、いう名目を引き合い出されて、さ。
海外でもそうだったよね。
歴史上、
名を残すのは、
天皇や貴族や武将たちだけど、
その功績は、
どの時代においても、
姫君たちの犠牲があってこそ!!だと思う。