私たちSEDAは、女性支援をしようということで仲間が集まりできた団体です。
女性支援と言っても幅広いです。
仕事と家庭の問題。仕事と家庭と介護という問題。義理家族との問題。パートナーとの問題。子どもの問題。家計の問題。きりないですね。
男性も同じような問題は抱えます。
ですが、やはり仕事が中心となり、特に介護などは具体的に担うのは女性が圧倒的でしょう。
(厚生労働省「国民生活基礎調査」(令和4年)では、主な介護者の性別割合は女性68.9%、男性31.1%というデータもあります)
その中でも人として尊厳的なことが傷つき、その支援が必要なのはDVの被害によるものだと感じています。
DVは親密な関係性の中で起きる暴力です。(本質は相手の支配です)
暴力は心身共に傷つきが大きく、後々まで大きく影響し、人格や人生に影響します。
夫婦間であれば、子どもに特に大きく影響します。
子どもの脳の発達に影響が大きいことも言われています。
日本心理学会による友田明美先生の発表で言われています。
面前DVの影響の大きさ、その中でも身体的暴力はもちろんですが、『罵倒するなど言葉の暴力もあるが,こうした「言葉によるDV」を目撃してきた人の方が身体的DVを目撃した人より、脳のダメージが大きかった』と発表されています。
女性の支援の中でも、以上のことを見てもDVの影響下にある女性たちの支援は意味あることで求められていると思っています。
女性たちに対しての直接支援も絶対的に必要です。
DV被害は周囲から孤立させられ、パートナーの支配下、行動範囲や人間関係を制限されがちで外の関りや情報が遮断されがちで、支援に届きにくいという状況になりやすいです。
パートナーの考えと同一化していくようになるというか、そうならないと生活や生きていくことができなくなってしまうからです。
本来は別人格なのですから、パートナーの言うとおりにする不自由さ窮屈さを感じつつも、言うとおりにしないと空気が変わったり、緊張したり、怖かったりなど、負の違和感による本来の自分を押し殺すようにしないと生きていきにくいです。
そのためDV被害者女性の支援をしていこう、その手法として以前から公的には女性センターや男女共同参画センター、配偶者暴力相談支援センターなどで実施されています。
それに比べ、DVの加害をする人への対策はまだ手薄です。
加害をする人がいなくなれば、被害者はいなくなります。
被害者の支援とともに、加害をする人がいなくなる、加害をする必要がないことを学ぶという支援をSEDAは必要と感じ実施し続けています。
暴力をする人、加害・支配をする人も決して幸せではないと思います。
確かに自分の思い通りになっていると思うと気分はいいのかもしれません。
ですが、パートナーがメンタルをやられたり、子どもの発育や発達に課題が出たりすると、それは幸せとは言い難いのではないでしょうか。
なので加害、暴力でのコントロールでは本物の幸せは得られないので、
「誰もが自分らしく生きるられるために」をモットーとしているSEDAの活動は、加害をする男性にも暴力やコントロールを手放し、パートナーや子どもたちといい関係になってもらう支援をしています。
加害をする人、被害を受ける人と分けて支援をすることも初期段階では必要と思っています。
なぜなら自分の状況が客観的にわかっていないことが多いからです。
また暴力や支配がある、起こしてしまいそうな状況下ではよい関係になるための学びも支援も安心して受けられません。
ありがちなのが、加害をする人は自分は間違っていない。
被害を受ける人は、私が悪かったからと受け取りがちです。
二人の関係を外から見ると、それら両者の主張には違和感を感じます。
そこから整えていきます。
各自が自分を理解することから始め、そして自分理解が深まってきたら、二人の関係性のフェーズに入って整えていきます。
関係性のフェーズはおのおのが机上や頭だけで学んでもうまくいきません。
この段階は二人のコミュニケーションを今までとは違うものに、実践的に対話をしながら体験的に積み重ね、発展的に変えていくことが成功のカギです。
この段階に二人で入りお互いが気づきを言葉にして磨き上げていけば、ある段階まで行きつけば、自動的にいいコミュニケーションが体得できていきます。
そしてこれら身に着けたものはお互い一生ものです。
関係性は改善できるものです。
ただし、今まで身についたものがあるので簡単ではありませんし時間もかかるかもしれませんが、その分得たものは何倍にも意味ある尊い価値あるものになります。
そしてどんな関係性にも応用が利きます。
どんな場面でも「誰もが自分らしく」という視点で、自分も相手も居る関りができるはずだからです。
親密な最少の二人の関係でうまくいくということは、
親密な関係は甘えが生じやすく境界線があいまいになり力の偏重が関係性の中に入り込み、うまくいかなくなり始めます。
関係性の危機のそれらの発生に気づけば、力偏重や距離感・境界線、尊重や対等性のバランスに敏感になり、関係性の修復が簡単にできるようになりますし、関係性を悪くすることがなくなっていくでしょう。
これら身につくのっていいと思いませんか。そう感じてくださるのなら、
ぜひ、DV加害者更生教育プログラムって何をするのか知ってみてほしいです。
お待ちしています。
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《DV加害者更生教育プログラム ZOOM説明会》
日時: 12月17日(水) 14:00~15:30
参加方法: メールにてお申込み
Mail: seda.dv@gmail.com
参加費:無料
お申込みいただいた方には、メールにて説明会当日の参加ZOOMのアドレスをお送りします。
★参加にあたりましては、顔出し、お名前に関してはご自由に皆様にお任せしています。
★参加地域(都道府県)を記載していただけるとありがたいです。
★質疑応答もお受けいたします。
★説明会は、参加者皆様が安全で安心して参加できように進めます。
興味本位でも、参考までにちょっと聞きたいなど、どのような方でも参加いただけます。
まずは気軽な感じでお聞きいただけたらうれしいです。
その他お問い合わせ等がありましたら
メール、電話でお願いいたします。
Tel : 03-5924-5277 水曜日13:00~18:30 (←以外の時間帯は留守電)にお願いします。
多くの皆様のご参加、お待ちしております。
よろしくお願いいたします。
