久々に闘病についてのブログです

膵臓癌治療で効果が期待できる化学療法は主に2つ。
「アブゲム」or「FOLFIRINOX」
ファーストラインがFOLFIRINOXだった場合はセカンドラインがアブゲム
ファーストラインがアブゲムだった場合はセカンドラインはFOLFIRINOXまたはオニバイドとなるわけで
おかんはファーストラインがアブゲム、セカンドラインがオニバイドでした
通常ならそれで良かったのかもしれないけれど、以前ブログで書いた通りおかんはBRCA2遺伝子変異があることが遺伝子パネル検査で判明
膵臓癌患者の中でこの遺伝子変異がある割合はわずか5%…
そしてBRCA2遺伝子変異があった人はリムパーザ(オラパリブ)という薬が維持療法として使えます💊
が、しかーし
おかんはリムパーザを使うこと無く天に召されました

せっかく宝くじが当たったのに換金せず終わってしまったような虚しさです

何故かと言うとこのリムパーザ、遺伝子変異があるだけで使える訳ではなく使える条件があります
「プラチナ系抗がん剤を含む化学療法(16週)奏功後」という条件が
そうなんです。おかんはアブゲム→オニバイドだったのでプラチナ製剤を使っていなかったのです
ちなみに膵臓癌治療で使われるプラチナ製剤はFOLFIRINOX療法で用いられるオキサリプラチン
おかんの病院ではFOLFIRINOX療法は副作用が強いため、65歳以下で実施されるとの事。
当時おかん65歳
年齢がギリギリだったのでファーストラインは主治医の判断でアブゲムになりました
おかんが遺伝子パネル検査を受けてBRCA2遺伝子変異がわかったのはセカンドラインのオニバイド治療中でした。
当時、主治医にリムパーザを使うのにオニバイドからプラチナ製剤を含むFOLFIRINOX療法に切り替えなくていいのかと聞いてみましたがオニバイドがよく効いているから抗がん剤の変更はしないと言われました
その時に気になったのでこのままオニバイドを続けていてリムパーザが使えなくなっちゃう事は無いのかと聞いてみたらそういう事は無いといわれました
で、結局オニバイドで薬剤耐性がついてしまったのでリムパーザを使うためにサードラインでプラチナ製剤(オキサリプラチン)を使用したFOLFOX療法をしたのですが奏功せず
リムパーザは使えませんでした

注※オニバイドでイリノテカンを使って耐性が出来てるのでFOLFIRINOX療法ではなく、FOLFIRINOX療法からイリノテカンを除外したFOLFOX療法をやりました
サードラインのFOLFOX療法中に治験の話を聞きにセカンドオピニオンで国立がん研究センターに行った時、ファースト、セカンド、サードラインと回を追うごとに抗がん剤は効きにくくなっていくからリムパーザに期待するなと言われました…
まぁその通りになっちゃったんだけどさ
今思えばサードラインで癌細胞の勢力は増してるしFOLFOX療法はオキサリプラチン以外はオニバイド療法とほぼ同じような薬だしそりゃあ奏功せんわな
5年生存率を著しくのばす膵臓癌治療のエキスパート医師達が居る富山大学附属病院では膵臓癌患者が来たらまずBRCA1/2遺伝子検査をし、BRCA遺伝子変異がある患者の第一選択肢にFOLFIRINOXを持ってくるそうです
おかんも1番最初に病院でBRCA1/2遺伝子検査してもらえてればなぁ…
とか
ファーストラインがFOLFIRINOXだったらリムパーザ使えたのになぁ…
とか
あの時、オニバイドからFOLFIRINOXにすぐ切り替えてくれって懇願しとけばリムパーザ使えてたのかなぁ…
とか
おかん65歳だったけど今思えばそこまで副作用酷くなかったしFOLFIRINOX普通にできたんじゃね
とかとかとか。
後から悔やむと書いて「後悔」
ほんと後悔してます
ほんと抗がん剤の順番大事
あの時もっとわいが知識豊富だったらおかんはリムパーザが使えてまだ生きてたんじゃないかと思う日々であります
遺伝子パネル検査は標準治療終了後(もしくは標準治療終了見込み)でしか保険で受けれないのでせめて全ての膵臓癌患者がBRCA1/2遺伝子検査を最初の段階で検査してもらえる医療体制が出来ればなと思います
(といっても変異が見つかる割合は5%程度だから実施しない病院の方が多いだろうけど…)
他の癌にくらべて使える薬が少ない膵臓癌だからこそしっかりと検査してもらいたいところです
ほんと闘病には知識や情報がどれだけ重要か再確認することができました
このブログ記事が少しでも誰かのためになりますように…
