1日前倒しで退院との事なのでまた会社に連絡を入れて休みにしてもらいました。
入院病棟エレベーターホールに到着するとすでに私服に着替えて荷物を持ったなんとなくひと回り小さくなったお疲れモードのおかんが。
わい え?なんか痩せた?
母 やせっちまーべよー。初日飯はくえんしいてーし夜は寝れんし同じ部屋のばぁさんは夜な夜な助けて〜助けて〜ってつぶやいてるしよ。
わい …まじか。
母 あと先生(主治医)に早く抗がん剤打たなくて大丈夫ですか?早く打たないと癌が進行しちゃうんじゃないですか?って聞いたらよ、「あー、もう進行しちゃって末期なんで急がなくて大丈夫ですよ」だってさ。
告知の時にあった主治医への不安が更に高まった。
わい え?なに?んで?もうこのまま帰るの?
母 せっかく勿体無いから一生懸命テレビ見てたのにテレビカード使い切れなかった分は返金してくれるんだとよ。ちょっとやってくれ。
えぇ…そういうシステム?というか話が噛み合ってない。
とりあえずテレビカードを買った自販機にまたテレビカード入れたらお釣りのごとく660円返金された。
わい え?めっちゃ残ってんじゃん!
おかん 初日は痛くてテレビなんか見てる余裕なかったからな!
わい お…おう、そうか。で?今日このまま帰っていいの?
母 いいんじゃね?
わい いや、ぜってー良くねーだろ!ちょっとナースステーション行って聞いてこいや!
聞いてきた結果、まだ話があるから病室で待っててとの事。
わいは病室行けないのでエレベーターホール待ち。
ここで運命の出会いが!
入院前に話をよーくきいてくれた看護師Kさん偶然の登場。偶然目が合ってこっちに来てくれた!
Kさん 今日退院なんですねー!
わい そうなんですよー。入院初日にやった検査結果なんかもうでてるんですかね?セカンドオピニオンなんかも考えてるんですけど…
Kさん うーん、肝生検の結果はまだ出てないけど肝生検の結果はあとでも大丈夫だよ〜。標準治療ならガイドラインがだいたい決まっるんだけど希望するなら先生にセカンドオピニオンの事伝えておくね!
わい すみません、よろしくお願いします。
そして母と担当の看護師さんが戻ってきた。
次の外来まで体温を毎日朝晩2回測ってチェックシートに記入して持ってきて下さいとの事。
あともしよければ1/29にコロナで中止になってた膵癌教室が3年だか4年ぶりに開催されるから体調良ければきてくださいねー
と担当看護師さんと看護士Kさんに見送られて無事退院。
帰宅。
母 やっぱり家はいいな〜
わい そりゃそーだろ!
できるだけ家で過ごさせてあげようと誓った瞬間だった。