アメリカ証券歴史博物館
アメリカ証券歴史博物館というのがあります↓
http://www.moaf.org/index
自動小銃を持った兵士に守られたNYSEから目と鼻の先、ウォール街の真ん中にあります。
しかし存在自体は地味で、Bank of NewYorkのビルの1・2階を占めているだけです。
今、金融街は未曾有のパニックに陥っているわけですが、温故知新ということでNYに行ったついでに立ち寄ってきました。
ここでは米国の大陸・産業開発とともに証券界が発達してきた歴史を学ぶことができます。
米 国の金融界というとみんなすぐ「強欲な虚業」のようにイメージするのですが(まあ、そうなんでしょうが)、大陸横断鉄道や油田の開発、鉄鋼業や化学プラン トといった途方もない巨大プロジェクトには莫大な資金が必要だったわけで、19世紀半ばの産業革命という実業と並行して証券引受業者や仲介業者が発展して きたのがそもそもの源流です。無くなってしまったリーマン・ブラザーズの創業(1850年)や何とか生き残ったゴールドマン・サックスの創業(1869 年)もまさにこの頃なんですね。
博物館には「バブル経済」の語源にもなった有名な南海泡沫会社の株券や20世紀初頭にディズニーが発行した証券の現物などが展示されており、英米における「証券」というものの歴史の長さを実感することができます(現地の小学生の団体見学が騒々しかったですが)。
投資銀行「業界」というものは、ここでいったんは崩壊してしまいましたが、投資銀行ビジネスはこれからも無くならないでしょう。
『大恐慌のアメリカ』(林敏彦著、岩波新書 1988年)
と いう古い本を最近読み返しましたが、パニックの状況やその後のあてずっぽうに近い内需拡大策、嵐のような金融規制の創設はまさに今とそっくりです。そうし た中でも金融業は新しい市場を開拓して息を吹き返していきます。投資信託やヘッジファンド、デリバティブの発明はその最たるものです。今は米国の金融機関 は生き残りで精一杯でしょうが、これをバネにしてまたどんな復活をみせるのか興味深いところです。日々の株価の上下に目を奪われるだけでなくて、「そうい う歴史の現場を目撃している」という視点ももっていたいと思います。
http://www.moaf.org/index
自動小銃を持った兵士に守られたNYSEから目と鼻の先、ウォール街の真ん中にあります。
しかし存在自体は地味で、Bank of NewYorkのビルの1・2階を占めているだけです。
今、金融街は未曾有のパニックに陥っているわけですが、温故知新ということでNYに行ったついでに立ち寄ってきました。
ここでは米国の大陸・産業開発とともに証券界が発達してきた歴史を学ぶことができます。
米 国の金融界というとみんなすぐ「強欲な虚業」のようにイメージするのですが(まあ、そうなんでしょうが)、大陸横断鉄道や油田の開発、鉄鋼業や化学プラン トといった途方もない巨大プロジェクトには莫大な資金が必要だったわけで、19世紀半ばの産業革命という実業と並行して証券引受業者や仲介業者が発展して きたのがそもそもの源流です。無くなってしまったリーマン・ブラザーズの創業(1850年)や何とか生き残ったゴールドマン・サックスの創業(1869 年)もまさにこの頃なんですね。
博物館には「バブル経済」の語源にもなった有名な南海泡沫会社の株券や20世紀初頭にディズニーが発行した証券の現物などが展示されており、英米における「証券」というものの歴史の長さを実感することができます(現地の小学生の団体見学が騒々しかったですが)。
投資銀行「業界」というものは、ここでいったんは崩壊してしまいましたが、投資銀行ビジネスはこれからも無くならないでしょう。
『大恐慌のアメリカ』(林敏彦著、岩波新書 1988年)
と いう古い本を最近読み返しましたが、パニックの状況やその後のあてずっぽうに近い内需拡大策、嵐のような金融規制の創設はまさに今とそっくりです。そうし た中でも金融業は新しい市場を開拓して息を吹き返していきます。投資信託やヘッジファンド、デリバティブの発明はその最たるものです。今は米国の金融機関 は生き残りで精一杯でしょうが、これをバネにしてまたどんな復活をみせるのか興味深いところです。日々の株価の上下に目を奪われるだけでなくて、「そうい う歴史の現場を目撃している」という視点ももっていたいと思います。