REIT:株価と時価総額 | 謎の金融日誌

REIT:株価と時価総額

前回、低PBRを改めて確認しました。実際にREITの値段と時価総額がどうなっているのかをみてみます(表はサムネイルになっていますので、クリックして拡大してみてください)。

(投資口価格)  
謎の金融日誌-REIT株価

















(時価総額)
謎の金融日誌-REIT時価総額
















当 然ですが、予想利回りの高いことの裏返しとして投資口価格も総じて安いです。ジャパン・シングル・レジデンス3.8万円(利回り29.3%)、エルシー ピー4.3万円(同27.4%)、日本レジデンシャル5.2万円(同46.2%)など。公募当初は40~60万円していたわけですから隔世の感があります ね。ただし時価総額が小さすぎるものは、流動性の面で問題になることがあるため安値放置となる(または少ない取引で乱高下する)可能性はあるでしょう。 ジャパン・シングル、プロスペクト、東京グロース、エルシーピーなどは時価総額が40億円を下回っています(冷静に考えれば40億円というのはちょっとし たオフィスビル1~2軒分の値段です)。

 株価の推移という点では、今年9月以降は金融危機の影響で全銘柄で急落しています。水準も切り 下がったまま水位。最近1年間では、FCレジデンシャルが40万円前後で健闘していました。また利回り中位クラスではDAオフィスが40万円前後で推移。 DAオフィスは時価総額・株価とも19銘柄の中では最も高いクラスになっています。利回り下位クラスではケネディクスが50-60万円、ビ・ライフが30 万円台で推移していました。一方東京グロースは20万円前後で低迷。その他の利回り上位銘柄はすべて長期低落傾向です。
 このうちスポンサーの信 用リスクの影響で過度に値下がりしているのは日本レジデンシャル・日本コマーシャル(パシフィック系)およびクリードです。ただしこの3銘柄は保有物件数 が大きく(1,300~3,000億円)収益の地力があるため、株価反転の可能性はあるかもしれません。その他の銘柄では先に述べたように、時価総額が小 さいことによる流動性不足で安値放置されていることが原因と思われるので(FCレジデンシャル、ジャパン・シングル・レジデンス、東京グロース等)、反転 に時間がかかる懸念もあります。