『明るい?!家族計画!!』とは別設定です。『ぱちくん…っ、あのっ…す…好き…です…っ!』
眉毛は真っ赤になって、着けている黒のタブリエをきゅっと握り締めた。
バイト中に告白するなんて!とは思ったけど、本人を目の前にすると、溢れ出た気持ちを抑える事ができなかった。
ずっとこの気持ちは隠しておこうと思っていた。28歳の男が17歳の男子高校生に恋愛感情を抱くなんて、どう考えても受入れて貰える可能性は限りなく0に近いと思っていたから。
しかも、カフェの店員と常連の客、という関係である。互いの名前を知って、他愛のない言葉を交わすくらいの仲ではあるが。
まだ混み合うには早い時間のため、ぱちー以外に客はいない。
ホール担当の店員も今は眉毛だけだ。
『まゆくん…』
『あっ…あの…ゴメンね!気持ち悪い…よね…。ホントはこんなコト、言うつもりは無かったんだけど…ごめ…』
カタカタと震え出し、今にも足下から崩れそうになる。
『まゆくん…』
『フられるのは分かってるから!』
『まゆくん!!』
ぱちーは立ち上がると、眉毛の俯いた顔を両手で挟むと、自分の方へ向かせた。
ぱちーの触れた頬が熱くなる。
逸らしたくても逸らせない。居た堪れなくなった眉毛はぎゅっと目を瞑った。
『どーして言っちゃうかなぁ、もぅ。俺から言おうと思ったのに…。』
『ふぇ?』
『俺も好きだよ。』
『うそ…』
『嘘じゃねーよ』
『オレ、おとこだよ?』
『あぁ』
『28だよ?』
『あぁ、11歳離れてるな。それでも好きだよ。』
ふわりと視界が滲む。
大粒の温かい涙が頬を濡らす。
ぱちーは頬に添えた指で拭い、ちゅ、と目元に口付けた。
『ぱちくん!』
『涙、止まった?』
『…ぅん…』
拭いきれなかった涙を制服の白いシャツの袖で拭く。
『ホントにオレでいいの?』
『まゆくんじゃないとダメ』
眉毛はふんわり笑うと、ぱちーの肩にコツンと額を当てた。
続く…のかなぁ?
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