現在、ハーバード美術館では、期間限定で「Painting Edo」という日本画展が開催されていますキラキラ



江戸の安定期から、攘夷/開国で揺れ動く改革〜幕末期の作品です富士山

作品数、実に120点以上!!

全てこのお二人のコレクション。
RobertさんとBetsy Feinbergさん


学生さんと、ハーバードID(パートナーIDも可でした!)ホルダーは無料で入れますにやり


Maruyama Ōkyo, Peacock and Peonies, Japanese, Edo period, dated 1768



Kitagawa Utamaro, Seated Beauty,
Japanese, Edo period, dated 1806







美術館内は天井が広く、光もよく入る構造になっているので心地よいです。
 

もちろん、常設展もあります!一見、こじんまりした美術館ですが、3階まであるので意外と広いウインク


実はこの他にも、ハーバードは博物館樹木園も所有していますポーン
博物館に少し前に行ってきましたが、かなりの迫力!こちらもおすすめです!





日本画点の話に戻りますが、一緒に作品を見ていたインド人のKさんが突然、

「なぜ屏風に絵を描くの?屏風をなんで真っ直ぐ伸ばさないの?」

「掛軸はなぜくるくる丸められるようになっているの?」

と聞いてきました。

たしかにーー真顔
恥ずかしながら、そもそも日本画についてよく知らない私。。。

調べてみると、

-もともとは仕切りなどに使っていた屏風が、観賞用として絵が描かれるようになったから。しかも、屏風絵の歴史は平安時代から始まるそう!そして、屏風絵はその折り目を利用して遠近法を作り出しているので、だいたいの美術館では敢えて屏風を折って展示しているそうです!

-飛鳥時代に仏教を広めるために伝わった掛軸が、時代とともに宗教色を失い、室町時代以降は床の間に飾る美術品として発展!四季折々や慶弔祝い事などに合わせて掛け軸を変えて楽しむ文化が生まれたから。だそう


自分の国でも知らないことばかり真顔外国人さんの鋭い質問に時々ビクッとしますチーン


それにしても、久々にみた日本画はとても美しかったです!!

「景色」全体を写すというよりも、
そこにある「花」や「鳥」にじっくり向き合うことに喜びを感じ、自然や四季の移り変わりを楽しんできたような、日本人ならではの「心」を感じられた気がします。


アメリカにきてから、何もかもがド派手で雑多なので、

シンプルだけどどこか柔らかさのある日本画をみて、なんだかほっとしました。


「Painting Edo」は2020年7月26日までやっています。ぜひ足を運んでみてくださいほっこり