ハーバードビジネススクールでは、毎年11月にFlag Ceremonyが行われます。生徒が出身国を紹介し、教室に国旗を飾る日です。
もちろん、パートナー大歓迎

ということで、Flag Ceremonyに参加させて頂きました。
教室をぐるっと周るように旗が準備されています。
夫のセクションの教室に入るのは初です

この日を楽しみにしていた私は、極寒の中、浴衣で参加。
こんなに気合いを入れているのが私だけだったらどうしようと思いましたが、教室に入ると、民族衣装等を着た生徒さんが何人かいてホッとしました

ほぼ全員揃ったところで、まずは、各国2分間のプレゼン紹介!
どのプレゼンもなんとなく国柄(?)が出ます。
例えば、
ドイツ→文字が多く、写真が少ない。堅めなスライド。
ブラジル→そもそも大遅刻してくる。内容はほぼサッカー。
台湾→We have Democracy!で始まる。
などなど。
アルバニアやガーナなど、行ったことのない国の話も聞けて新鮮です!
そしてびっくり!大人気歌手デュア・リパさんは、イギリス生まれのアルバニア人だそう!
そして、どの国もジョークや皮肉を交えつつ話すので、笑いが絶えず全く飽きない。
ただ、皆さん2分ルールを完全に無視です。2分越えても、笑顔で堂々と話し続けます

カナダチームは、カナダの有名人をひたすら10分間ぐらい話していて、さすがに長いのでは〜〜
と思いました。


中盤に日本の出番が来ました。
我らが日本の題材は「Harmony(和)」
発表した彼としては、もう少し笑いをとりたかったらしいのですが、側から見ると大成功。歴史、文化、企業(ビジネス)の三本柱で、日本がいかに協調性を重んじる国か、そして、それによりいかに日本企業が長く続いてきたか、を2分ぴったりで説明していました。200年以上続く企業の半分以上は日本にあるそうです。
「Harmony」は日本の素晴らしい文化だとも思います。一方で、人と同じを良しとする文化だからこそ、「Innovation」という面では苦労することもあるかもしれません。
世界で戦うには、自国の文化を尊重しつつ、バランス良く柔軟に適応していくことが大切だろうなと思いました。
各国のプレゼンが終わったあとはいよいよFlag Ceremonyです

アルファベット順に並んだ国旗を一個一個開いていきます。
国旗が開くたびに拍手





がっ

開始早々ハプニング





ブラジルの旗が取れてしまった〜〜





私だったらあたふたしそうですが、
ブラジル人さん、拳を挙げて喜んでいます

気を取り直して

この旗はこのままずっと飾られるそうです

何も飾りがなかった教室が一気に華やかになりました

旗の数でお気づきかと思いますが、セクションには本当に様々な国の生徒さんがいらっしゃいます。
パレスチナ出身のB君とイスラエル出身のG君が仲良く隣同士で座っていたりと、国際政治上ではなかなか見られない光景も目の当たりにします。
ユーモア、豊かな国際性を兼ね揃えたHBS生の皆さんなのでした。
by AP