夕食の後 ゆるゆるとベッドの上で過ごす
ああ… モヤモヤさまぁ~ずスペシャル 録り忘れた
本気で落胆しながら窓際の充電器に携帯をはめた

瞬間!視界に入る!!

ありえない…ありえない…なぜだ…なぜお前はそこにいる
そこはエアコンのリモコンを入れるところであって
決してお前が入る場所ではないはずだ…

最初に言っておくが 私は自らお前と戦う気はまったくない
恥ずかしい行為と言われようが 人の力を借りるつもりだ
そのぐらい私はお前のことが生理的に大嫌いだ!!
ゴキブリよりセミより 昔からお前のことが一番嫌いなのだ!!

おかーさーん!!

その場を助っ人に一任して階下に移動する
数分後に下りてきた助っ人が発した言葉は

「なんかベッドの下の方に落ちちゃって どっかいっちゃった」

なーーーにーーー!!
やっちまったなー!

失態を思い切り罵りそうになったが
人任せにして言える立場ではないので考え直した…

「隙間から殺虫剤かけたから かかってれば大丈夫よ」

かかっていればな!かかっていれば!!心の中で悪態をつく
しかし もうその言葉を信じるしかない

が しかし やはりその時は深夜にやってきた
電気を消し 夢の一つ二つは見ただろうか
左手に触れた か細い感覚 サワサワサワサワ…

ヒーーーっ!!!きたーーー!

ベッドから跳ね起き 電気を点ける いた…
一定のリズムで体を左右に揺らし私を見つめている
お前はムエタイ選手か… 人のベッドで図々しい…
後からやってきて この場所を乗っ取れるとでも思っているのか!
まぁ 私を威嚇するその度胸だけは買ってやってもいい

また何処ぞに消えないうちに始末してしまわなければ!
ティッシュを2・3枚引き抜く 軽く掴み 網戸を開け
ブンブンと振る 落ちない ブンブンと振る 落ちない
振る 落ちない 諦めてそのまま丸める←最悪

ゴミ箱にティッシュを捨てた後 ダメ押しに殺虫剤をかける
まったく 逃げる機会を与えてやったのに
お前がそのチャンスを逃したのだ 馬鹿なヤツめ
分かったら二度と私の前でその鎌を振るな!!←死んでるけど

↓参考資料
そんな気分悪さを払拭する為に
初トリミングでアイドル並に可愛くなった
うちのお嬢様をどうぞ☆