2月の出会いから8ヶ月。
純粋に旬の美容師としても技術にひかれて、
私は何度か髪を切ってもらいに行った。
10月初旬、同じように髪を切ってもらいに行った。
主人に美容院まで送ってもらって。
もしお休みだったらやめにしようと思っていた。
お店に入るとすぐに旬が迎えてくれた。
「今からカットお願いできますか?」
「いいですよ」
娘は主人がみてくれる。
いつもの様に、「今日はどうしますか?」という会話をする。
その会話の中でさらっと、
「会えて嬉しいです。」と言われた。
ん?今何て言った?と思いながら愛想笑いをしてごまかす。
「急に来ちゃってごめんなさい」と言うと、
「いえいえ、会えるだけで嬉しいです。」と、照れながら言った。
ん?また変な事言ってるぞ。
きっと、この人みんなにそう言うんだな。とまたスルー
カラーもしてもらう事になって、準備中にまた、
「緊張します」と照れながら言った。
ん?どういう意味だ?普段カラーはあんまりしないからか!?
それともこの人誰にでも言ってるのか?
ネイルをお試しで1本してくれるというのでカラーの途中でしてもらった。
どの指にするんだろうと思ってたら、
左の薬指にしてくれた。
(後から聞くと、結婚指輪に対抗したかったらしい。)
本格的なネイルが初めてな私はウキウキした。
カラーが終わって、セットする時に、
小さな声で、
「今度来る時事前に連絡出来るように電話番号教えましょうか?旦那さんに怒られちゃうかな」
「え?それは大丈夫ですけど、教えてもらっちゃっていいんですか?」
「うん。じゃあ後で渡します。」
「・・・はい」
お会計の時にお店の案内の裏に電話番号を書いて渡された。
私は小さな声で
「あっ、でも電話はしにくいかも・・・アドレスの方が・・・」
「じゃあ、○○(弟)にアドレス聞いて下さい」
「分かりました」
その紙を何となく主人に見られたくないと思ってお財布にそっと隠した。