慎凪妄想Story☆Dark Prince 1 | It's a secret!

慎凪妄想Story☆Dark Prince 1

一体、前回序章をUPしてからどんだけ間が空いてんだ!?って位、めっちゃ間が空いてしまいましたが、Blogの更新をお休みしていた間もちょこちょこと慎凪のもどきは幾つか書いていたんですの^^;

と言う訳で、超久々に慎凪のもどきの続きを行ってみたいと思います。

とは言え、前回何書いたか、書いた本人も忘れかけてる位なので(笑)、取り敢えず慎凪妄想Story☆Dark Prince 序章 を貼っておきます。

ま、誰も待っちゃいないと思いますが(笑)、もし慎凪のもどきに興味がございましたらチラっと覗いてみて下さいませaya















「へぇぇーーー、SHIN、ホントに王子様だったんだ・・・」
初めて城の中へと足を踏み入れたNAGISAは物珍しそうに城の内部をキョロキョロと見回しながら、そこかしこで城の主とその賓客に対して掛けられる恭しい挨拶に些か面食らったような声を上げる。

この時代、男妾を持つ貴族は珍しく無かったし、妻を娶っていてもその傍らにいつも気に入りの小姓や武将を侍らせている王族は多かったので、若き王子が美しい男を連れて帰って来てもそれを訝しんだり咎める者はいなかった。

「さぁ、ここが今日からNAGISAの部屋だ。もし足りない物が有ったら何なりと小姓に申し付けてくれ」
そう言って王子がNAGISAを招き入れたのは、それまでのNAGISAが見た事も無いような豪奢な、それでいて華美な所の無い洗練された一室だった。
武人である王子の好みを取り入れたすっきりとした品に満ちた調度の数々が計算され尽くした配置に並べられ、香り立つ季節の花が大きな花瓶に活けられて馥郁たる香りが甘く室内を満たす。
庶民であるNAGISAがその広い豪奢な部屋に驚くのは無理も無い事だった。
それは彼が知っていたどんな金持ちの豪邸ですら目にした事の無い広さと豪華さだったのだから。

「ホントにこんな立派な部屋に俺が居てもいいん?」
NAGISAは広い室内を圧倒されたように見回しながら、部屋の中央に佇みにこやかな笑顔で自分を見つめている王子に向かって問い掛けた。
「勿論。NAGISAの為に用意した部屋なのだから」
「SHINは?」
「え?」
「SHINはどこにいるん?」
「どこに・・・とは?」
「俺、こんな広い部屋に一人きりで居るの落ち着かないし、てっきりSHINが一緒に居ってくれると思ってたから・・・」
「居て欲しい?」
「・・・うん」
「私の部屋はこのすぐ隣りだ」
「隣り・・・」

隣りと言っても庶民の感覚からすればゆうに3部屋分位は離れている。
NAGISAは王子が指差した方を見ると再び王子に視線を戻しその元へと歩み寄った。
そして自分よりほんの少し上に有る王子の顔を見上げると、少し戸惑いがちに口を開いた。
「SHIN・・・今夜だけで良いから・・・俺と一緒に、居て・・・・・」

それだけ言うと照れたようについと視線を外し俯いたNAGISAを、王子は花が綻んだような笑顔で見つめ、その手を取った。
「NAGISAの望む事なら何なりと。」
そう答えると手に取ったNAGISAの手の甲に軽く口付ける。
「先に湯浴みを済ませ、着替えると良い。それから夕方の晩餐会で皆に正式に紹介しよう。」
王子は言うが早いか、次の間に控えていた小姓を呼ぶと、湯浴みと着替えの手伝いを申し付けた。
良く訓練された小姓は王子に命じられると即座に「かしこまりました」と一言だけ返し、王子が連れ帰った見知らぬ男を「どうぞこちらへ」と、恭しく臣下の礼を取った後NAGISAを促して重厚な扉を開け、先程王子が指し示した方とは反対側の部屋へ導いた。

小姓逹に湯浴みの手伝いをして貰いながら、NAGISAは最初は慣れない状況に戸惑っていたが、生来の好奇心旺盛な性格が勝り、王宮での暮らしぶりなどを質問攻めにしたり、SHINの話をしたりして、湯浴みを終える頃にはすっかり小姓逹とも打ち解けていた。
NAGISAの朗らかで人懐っこい人柄は王子のみならず、王宮中の人々を魅了した。
晩餐会で正式にSHINの情人として紹介されたNAGISAの事を最初は胡散臭い面持ちでヒソヒソ話をしていた宮廷すずめ達も、NAGISAと言葉を交わし、その邪気の無い明るい笑顔の一方で驚く程頭の回転が早い事を窺わせる一面も併せ持つ事が知れると、途端に彼らはこぞってNAGISAを絶賛し始めるのだ。
そうしてたった一夜の内にNAGISAは全ての主だった宮廷人達を虜にしたのだった。


楽人達が奏でる協奏曲がまだまだ宴が終わらない事を告げる中、肝心の主役で有るNAGISAを伴ってSHINは頃合いを見計らい中座した。

賑やかな音楽が徐々に遠くなる。

小姓に人払いを命じたSHINは宮殿の中庭を見下ろすバルコニーに続く扉を開け、NAGISAを手招きした。

月の光に照らされた中庭はどこか幻想的に映る。

その庭を見下ろしながら、SHINはNAGISAに自分の想いを打ち明けた。

自分の生い立ちの事、過去に犯した罪の事、自分が背負っている国に対する責任感や国民や家臣達への愛情を。

SHINが背負っている物は庶民には想像も付かぬ程重い。

頂点に立つ者だけが知る重みを、まだ若い王子の背中は既に十分過ぎる程に良く知っていた。

その王子の想いをNAGISAは黙って聞いていたが、庶民の身である自分にはそれがどれだけの苦しみや痛みを伴う物なのかは漠然としか理解は出来なかったものの、その重みを共に背負って欲しいと言う王子の申し出を聞いても、不思議と逃げ出したいとは思わなかった。

「SHINが望むなら、俺はSHINの手にも足にもなるよ」

そう言うとNAGISAはにこりと微笑んでSHINの横顔を見上げた。


少しだけ自分より低い位置に有るNAGISAの黒目がちな澄んだ瞳と目が合うと、王子はふわりとその身体を抱き締め「ありがとう」と囁いた。

暫くそのまま動かずにいたが、やがて王子の方からNAGISAを抱き締めていた腕を解き、「少し風が冷たくなって来た。そろそろ部屋へ戻ろう」と促して室内へと戻り開け放たれていた扉を閉めると、遠くから風に乗って聞こえて来ていた曲も完全に聞こえなくなった。

しんとした室内を横切り、廊下へと続く扉の向こうで主の命令を待っていた小姓達に「今夜はもう下がって良いぞ。私はこのままNAGISAと部屋へ戻る」と告げ、SHINはNAGISAの居室へと戻って行った。





・・・・・・To be continued



さて、やっと物語がちょこっとだけ動き始めました。

当初考えていたStory展開とは少し違う展開になって行きそうなのですが、まぁ、それは私の場合いつもの事なので(笑)、指の赴くままに書き進めて行きたいと思います^^;

まだほんの触りだけで色っぽい話も全然出て来て無いしね(笑)

早い所「初めての夜」を迎えて頂かないとwwぷぷ

と言う事で、ここまでしょーもない駄文にお付合い頂いた方がいらっしゃいましたらありがとうございましたaya

それでは、皆様、今日も笑顔でHappy Lifeをっルンルン