気づけばもう夏まっさかりな時期


夏期講習が始まって 新人だった私は授業数の多さに疲れを隠せずにも

授業後ほぼ毎日ある飲み会を楽しんでいた




そんなある日、花火大会に行こうという企画がでた



花火大会・・・。


晃さんも来る・・・


期待しちゃって 妄想しちゃって 新しい浴衣まで買っちゃって・・・笑





早くその日が来ないかなってずっと待ち遠しかった。

「ねぇねぇ、あのね、新しい浴衣買っちゃった」


「わざわざ買ったのか!?∑ヾ( ̄0 ̄;ノ」


「うん!だって、楽しみだし~♪子供っぽいのと古いのしかないし・・・」


割と我が家には着物やら浴衣はあるほうだが

まぁなんといっても晃さんがいるのでオニューな浴衣が良かった



「そっかぁ・・・どんなのにしたの??」


「それはお楽しみでしょ~♪前に大人っぽいのがいいって言ってたからちょっと意識したけど・・・」


「意識したんだ 笑。じゃあ楽しみだな♪o(^▽^)o」


「楽しみにしてて!!感想ちゃんと聞かせてね♪」


「わかった(o^-')b」


「あともう一個お願いがあるんだけど・・・(*v.v)。」


「ん??(・ω・)」


「当日の夜、家まで送ってほしいな~」


「まぁ・・みんながいたらちょっとわかんないけど、できたら送るよ♪」

「やった(=⌒▽⌒=)」



周りにはこんな様子がばれたくない。

それは結構前からお互いが思ってた。



それは私がはじめ、まだ彼氏がいたころに、冗談半分で晃さんに絡んでたのを見て

私の元先生でもある安本さんが

「晃さんの迷惑だからやめろ!」

ってよく言ってきて、それからはそんな態度で私を見てくる・・・


確かに私が悪いのもあるけど、いちいち親でもないのにめんどくさい存在



それで周りになんか言われるのが嫌で、内緒内緒で行動していた




そんな計画を進めつつ、期待に胸が膨らみつつ

日にちは当日へと近づいていった






そして来る当日!!


席取り班の中にいる晃さんのもとに(もはや花火というより晃さんに会いに 笑)
新しい浴衣を着て行く日になった



幸せな時間が続けばいいと思った夏のデート

最後はどこかで夕飯を食べようということに・・・。



何が食べたい?なんて考えた末にパスタにしようということになり




二人とも知ってるお店が無かったので

晃さんのお気に入りのお店に連れて行ってもらうことに♪







電車で少し移動して連れて行ってもらったお店は・・・・









いい









凄く 笑


場所も知る人ぞ知るという感じだし

なんと言っても、雰囲気っ


少し暗い照明と置いてあるインテリア

そして・・・





店員さん





イケメンばかりです 笑





まぁ、目の保養という感じで晃さん以外は興味ないけど 笑







そしてそして

頼んだパスタも凄く美味しくて お酒も美味しくて タバコも美味しくて

目の前には晃さんがいて・・・・


幸せすぎて、終わらないでってずっと思ってた





もう長く二人で話しているはずなのに話は尽きなくて

二人の昔の話

父親の話


気付けばあっと言う間に時間が過ぎて・・・そろそろ帰らなきゃ。。。







言いたくて。

言えなかった言葉。

お店を出たら言って?って言われて・・・






外に出てから





「・・・また、行きたいねって、言おうとしたんだ・・・。」


私はあなたの彼女じゃない。

特別な1回かもしれない。

もうないかもしれない。


でも・・・・願っちゃうのは、とめられない









「っ・・・。ごめんなっ・・・」

そう言って肩を抱き寄せてくれた。



「・・・もし俺が今答えたら、流されてることになる。それはいやなんだ。お前が真剣なのはわかってるから。だから俺も真剣に考えたい。・・・だからもう少し待って。いい答えが、出るかもしれないから。」




この後の答えがどうなるかなんて解らない


けど、ここまで考えてくれるようになったことが嬉しくて・・・



「・・・今。俺から凄くキスがしたい・・・。」



ふいにそんな事を言うから、人が多くて出来なかったけど・・・

顔が熱くなって

そんな私を見て

「ばかっ」


って頭を撫でてくれた




その後、晃さんの家は隣の駅なのに、家まで送ってくれた。






当然。



走ったけど電車がなくなったらしくて 笑

後輩の(といっても私の元先生だけどw)自転車借りたという・・・。


自転車借りてからもう一回私の家にまた戻ってきてくれて
その後も話してたら外が薄明るくなってきちゃった 笑



その後無事に帰った連絡が来て、長くて短い幸せな日が終わった。。。




これからどうなるのか・・・
その時は数時間前の思い出とこれからの期待に胸がつぶれそうなくらいだった。
起きてからの事や電話の内容を考えながら気付いたら眠っていた私。




目が覚めると10時を過ぎていた。



『晃さんのことだからまだ寝てるかなぁ・・・。』



携帯に目をやりながらつぶやく・・・

彼は朝に弱い。。。



というか悪く言えば時間にルーズ 笑



先輩なのに遅刻常習犯で、講習で朝授業が入っていると大体遅刻する 笑


生徒も長いから慣れっこなところが面白い。



そんな事を思いながら私は起きて支度を始めた。




『どうしよう・・・。連絡すべきかな・・・でも学校行くって行ってたし・・・。』




とか言いながらも着る服を一生懸命探している自分。





自分に素直な奴です。
時に素直過ぎるけど・・・。




結局ばっちり着る服を決めてメイクし終わってから晃さんに電話してみた。




『トゥルルル・・・・トゥルルル・・・・』




6回鳴ったら留守電になる。





毎晩かけていて数えるのが癖になっていた








「・・・・ん。・・・もしもし」









明らかに













寝起き 笑










「晃さん?おはよう(‐^▽^‐)寝てた?」









「おう。今起きた 笑」






「ごめんね、起こしちゃって(>_<)」








「いやっ 大丈夫。」






「今日なんだけど・・・・大丈夫??」






「あぁ♪どうする?どっか行くか??」





「うん。行きたいな、晃さんがよければ♪」




「俺は大丈夫だよ♪っていうか俺が悪いわけだし汗どっか行きたいとことかある?」




「ん~・・・」


悩んだ末に私が決めたのは前々から行きたかったおしゃれな街。
晃さんの家からは近いし、そこを提案した。


「解った!とりあえず途中の駅のホームで待ち合わせしよう♪」



はじめての二人きりのデートラブラブ


なんだか緊張しながら待ち合わせの駅に向かい、合流した。



「おう。ごめんな・・・昨日」

「いいって♪そのお陰でデートできるわけだしっ(^ε^)♪」

「まぁな 笑」


そんな会話をしながら目的地へ。

とりあえず行ってみたくて向かったけど、何があるかも知らないし

何処へ行こうか・・・


「とりあえず歩くかっ♪」


晃さんと長く歩いたのはこれが初めてだった。


何処へ行くでもなく、おしゃれな町並みを見ながら二人で歩いてた


ずっと手を繋ぎながら・・・。




特別カッコイイ人を連れて歩いているわけじゃない

カッコイイ車があるわけじゃない

お金を持ってるわけじゃない



そんなのどーでもよくて

ただ二人で手を繋ぎながら歩いて 色んな話して

くだらない話で笑いがとまらなかったり

過去のことを真剣に聞きあったり


そんな時間が幸せでしかたなかった・・・

終わってほしくない。何回そう思ったんだろう。




色々歩いて、さすがに休憩ってことで駅近くの公園に来た。



周りはもう暗くなっていて 座ったベンチから、目の前に月が見えてた。

二人で同じタバコ吸って そのうちに会話がない沈黙が流れた

私は晃さんの肩にもたれかかってただ月を見てた・・・



私、この人が好きでたまらない。。。




「今、何考えてた?」


ふと聞かれて、考えてたことを口に出していたか一瞬不安になった



「ふふふ♪なんでしょう♪」


晃さんも考え出してだまっちゃうから


「何考えてるの?」

って聞いたら


「なんでしょう♪」

って逆に聞き返されちゃった 笑


「もう少し・・・待って。もう少しで、答えが出るかもしれないから」

真剣に考えてくれてた、私のこと。



あの時から・・・

きっと二人は更に仲良くなったね。

本当に楽しかった・・・一緒に居れて。



ねえ、晃さん。

その答えがいつになったとしても、私はずっと待ってられるよ?


いつか答えが出るんだったら。。。


ずっと・・・。