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三角巾で腕を吊っていた時だから


まだ

大学病院に行く前だとだけ覚えてる。


元夫から復縁を言われたと彼に話したあとに


彼は

逢い来なくて


おまけに

腕は痛いし

心細くもなり


そこに

すっと入ってきた元夫を頼りたくなった感があったかも。


何故、

その夜に元夫と出掛ける事になったかまでは

覚えてはいないのだが、


夜に、すっぴんに眼鏡で

帽子を被り


元夫の車で出掛けた。


車を走らせ


ホテルに入った。


何かをするということでは

なく


ゆっくり話すということで

入った。


三角巾で腕を吊りながらのホテルは

嫌だったが、


復縁話しということで

入った。


元夫からは、


あいつは

奥さんがいるから

やめとけと言われた。


わたしは

あなたには関係が無い事だと話した。


結婚していた時に

あなたからは

散々な目に合わされたから


奥さんがいようが

彼がいいと話した。


元夫は


お前と別れてから


何人かの女と付き合ったけど、


皆、お前に似た顔の女だった。


それは

お前が好きだからと言った。


はぁ?


そんな事言われて喜ぶ女がいると思ってるのか?


思った。


やはり、お前はマブいと言った。


マブいって

古臭ドクロ


顔かよ?


と思った。


試しに

昔みたいに寝てみないかと言われた。


わたしは

トイレに行き

彼に電話をした。

電話は留守電。


メールをした。


暫くしても返事が無かった。


もう、いいかと思い


元夫に

腕がこんなだから

服は脱げない。最後までしないなら

寝てもいいと言ってみた。


KISSして

色々。


結局、やはり

したいと言われ


もうどうでもいいなと思い


元夫と、した。


元夫は


お前、こんなに気持ちよかったっけ?と言った。

立て続けに

前の彼女より気持ちいいと言ったので


は?でした。



彼とご無沙汰だから

単純にキツくなってるんだろうなと思った。


しながら

元夫は

色々話していたけど


わたしの気持ちは


元夫を見ながら

彼と比べてた。


そして

わたしは

元夫に

他の女と比べて楽しいか?と言ったら


お前だって

あいつと比べてるんだろと言った。


その日、家に帰ったあとも

彼からは連絡は無かった。