事業拡大によって、幸せな従業員を増やそうと考えるのは良いこと。

 

しかし、固定費の負担増に見合った売上が続かない、規模が経営能力を越えてしまったなど、大きくしたがゆえに潰れる会社もある。

 

うまく言ってるときには、それがずっと続くような「錯覚」にとらわれてしまうもの。

投資や拡大をした結果、「あの設備投資をしなければ」とか「あの事業に手をださなければ」と言ってもあとの祭り。

 

拡大しようとするときには、同時に「小さくなる能力」も確保しておく。

いざというときに小さくなることができれば、会社を潰すことはない。

 

従業員を鍛えておくのも小さくなる能力。

どうしても人員削減をしなくていけなくなってしまったとき、辞めていただかなければならない社員が露頭に迷わなくてもすむようにしておくこと。すぐ別の会社に就職できるだけの実力を付けられるような環境にしておくこと。十分に実力のある従業員なら、いざという時でも他社から引っ張りだこのはず。(とはいえ、そういう従業員が多くいる会社には、「いざ」というときは少ないはず)

 

借入額を一定限度額内にすることも大変重要。

借り入れが一定限度額以上になると、借入返済のために売上から資金繰りをつける自転車操業をせざるをえなくなり、事業規模や売上を落とせなくなってしまう。

 

《自分への課題》---------------------------------------------------------------

□ うまくいってる時に、浮足立っていないか?

□ 借り入れの一定限度額がいくらなのかを把握しているか?

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