たましひのたとへば秋の蛍かな (飯田蛇笏)

 

秋の沢や山に残っている蛍は光も淡く、光っているより、消えている方が長かったりする。

35歳で光りつつ消えた作家、「芥川龍之介氏の長逝を深頭す」という前書の句。