マザー!

観ました


ジェニファーローレンス、ハビエルバルデム主演のサイコスリラー。

頭使う、どん底映画久しぶりに観たいなって思って

アドレナリン上がってるときしかそういう映画見られへんし

あ、心が多少元気なときです。



ハビエルバルデム怖い
やっぱあの俳優さん怖いイメージが抜けへんのよ

ノーカントリーがいちばんインパクト強いですね。殺人鬼の役だったんですけどもう怖すぎて。目が。行動が。

警戒心それでなくともワイ強すぎ人間やのに、さらに警戒心強くなってしまった高校生のとある秋。

あと、ゴヤは見たって実話をベースに描かれた映画でもバルデムは見事に恐ろしい牧師を演じきってましたね。

ナタリー・ポートマンと共演されてましたが。

生きてる人間が何よりもいちばん怖いよ


っていうことを身を持って証明してくれる俳優、そう、それがハビエルバルデム!!
おめでとう!!

奥さんがペネロペ・クルスなんですね〜
同じスペイン人ってこともあるやろうけど、一時期美女と野獣夫婦で一世風靡した二人

こんなに怖い怖い言うてますが私の持論ですがね、悪役ばっか演る俳優、女優ほどプライベートでの懐デカい。優しい。

実際ハビエルバルデムのインスタのぞくとペネロペ・クルスとのツーショットで2016あたりを最後に投稿してないっていう

ぜったいええ人や。(笑)
怖いけどな

なんせノーカントリーやから。

で、マザーなんですが、監督がブラック・スワンを撮った方で

正直、見終わって意味が分からなかったので監督のインタビューと一般の方の解説を読んでようやく理解しました。

ハビエルバルデムは直接手を下す訳じゃないんですが、まぁ雑に言えば現代からみればアホな人の役です。

ジェニファーローレンスが暴力を受けるシーンと、もうひとつの…いちばん肝心なシーンなので言わんけど…いちばん辛かった。

ジェニファーローレンスと怖いけど演技力あるハビエルバルデムが好きだから観たけど…

見終わったあと、実際問題、頭抱えた

新約聖書のメタファーになってて、聖書の登場人物が、今回の映画の役たちに当てはめられる訳ですが。

中学生の頃から、聖書ちょっと読んで宗教美術をちょっと独学で勉強してきた私なので興味はあります。

自分は仏教徒なので、聖書に賛成はできませんが理解したいという思いで読んだ聖書。

そして、ダ・ヴィンチ・コードをキッカケにキリストの絵や教会、異次元などに興味を持ったわたしは

今回の映画で改めて思いました。

どうして人間は人間として生まれて来たんだろう。
誰かが見張ってるのかな?それとも地球は、、玉葱と一緒で剥いてしまったらまた新たな次元になったり、時空が変わったりするのかしら。

こんなこと、実生活では話せません。

宗教の話とか神話とか、人々や国の信仰する宗教やバックグラウンドが、どんな歴史をたどってベースとなる考え方や習慣が身についたのか事細かに勉強することが大好きなんです。

でも、学校生活の中では自分の世界観は、不思議なものとして捉えられました。

おかしい人間なのかな。みんなができるようにできないのは、こういうことばっかり考えてるからなのかな。って思ってしまった瞬間、まともに学校に通えなくなってしまった時がありました。

当時、天使と悪魔を読んでいて宗教が引き起こす愚かさと、人間の傲慢さ、でも権力に負けずに生み出された様々な作品や研究、そういうことに、携わってきた人々の事が書かれていて今でも、私の大好きな本です。

それをクラスの男子たちに馬鹿にされ、ないがしろにされ、からかわれ、挙げ句の果に天使と悪魔の表紙が、最後の審判が描かれていて当然みんな裸な訳ですが、それだけで変態呼ばわりされてしまってめちゃくちゃ傷つきました。

ヒッピーな母の影響で、芸術面で表される裸を性的なものと全く結び付けなかった話はまたします。

こーゆーことに対してバカになれずまともに受け取っちゃうんですね。今となれば言い返せるけど。

てことで、マザー!はグロテスクな映画なんです。
エドハリスとミシェルファイファーも出てて豪華なんですけどね。

アメリカでは評価はかなり低いみたいです。
一部評論家は絶賛してますが。

でもまぁ…そうですね…

女性差別について言ってるのかなとは観てる間に感じられましたが…
こんな描き方じゃなきゃダメだったのかなと思うシーンはあります。



とりあえずお花ボーン💐