発達障がいについて知ろうと、本やネットで勉強していた頃。

凸凹の差が大きい程、本人は辛く感じることが多いと書いてあった。

その理由は、本人の中で凸凹があっても、本人的な感覚では凸の、できる方が、標準となるから、みたいな説明があったと思う。

だから、もし、凹が他の人と比べて平均的であったとしても、凸が高過ぎれば、平均的な凹部分は、本人の中では恐ろしくできないことになってしまう。


その頃は、『あー、そうなのかぁ。』程度だったけれど。

今、息子を見ていると、それがよくわかる。

ウィスク的な面でも、言語系は平均よりずっと上で、でも処理速度は平均よりずっと下。

勉強面では、私からみたら、数学や英語もそこまで理解力がないようには見えないのに、本人的な『出来ないと感じる気持ち』は凄まじい。

生物や歴史や地理や、私から見ると信じられない吸収力で知識が繋がって広がっていく分野があるのに比べると、数学や英語の入り方は弱い。

その差があるから、あれだけ出来ないようにも感じて、もどかしい?、イライラする?、のだろうとは思う。


昔、療育の先生に言われた言葉、病院の先生に言われた言葉、読んだ本に書いてあった言葉。

色々なことが繋がったりもするし、時間がたっても、全然納得いかない言葉もあるニヤリあせる

何だって、そうだよね。

世の中の先生といわれる人達の言葉が、全部息子に当てはまるわけでもなく、全部違うわけでもない。

信じられる言葉を、自分で選んでいくしかないよなぁと思う。