幼い頃の痛みが、

大人と言われる年齢になった今でも、毎晩、疼き出す。


それが例えば、「甘い痛み」だったなら。

もう少し今をうまく笑って生きられたのかな、なんて思う。


偽善者と呼ばれようが、八方美人と言われようが。


人は皆、そんなに強くない。


夜布団に入り、明日が待ち遠しい幸せな人たちは、

この世にどれくらいいるのだろう?


少なくとも私は、その人たちを一人も知らない。


「今が一番大事だよ」


そんな言葉が一番好きなくせに、

今がわからないまま、

ただカレンダーの暦が過ぎて行くのを眺めているのは、

きっと私だけじゃないはずだ。


「そんな明日を生きたくても生きれない人は、

たくさんいるんだよ?」


だとしても私は、そんなよく聞く言葉一つで、

明日が輝かしいものになるほど、

キレイな心は持ち合わせていないのだ。


産まれた時から誰も教えてくれなかったよ。


明日がどんなに素晴らしいか。

いつでも昇る太陽がどんなに素晴らしいか。


そんな事、なんとなくならわかるさ。


死にそうになった事だってあるよ。


でも、今は明日が、嬉しくないんだ。