みなさんこんにちは~^^

 

11月の末にもなりますと、これからの新入荷はほぼなくります。それでもまだあれこれと出てくるのですが(笑)今週からハイペリオンに別注しているアイテムたちが上がってきます。ジャケットとコートなのですが、こちらで結構ご紹介しているので記憶にある方も多いと思います。今日はかなり寒いですしね、これは結構テンションが上がるのではないでしょうか。それでは本日もお待ちしております~^^

 

 

って事で本日はハイペリオンのジャケットのご紹介です。

 

【HYPERION】”CORDUROY 3B JACKET”

コーデュロイのジャケットは今までそれなりに取り扱ってきましたが、ここまで手の込んだコーデュロイジャケットは初めてでございます。ハイペリオンですからね、当然ですが一人の職人が手掛ける”丸縫い”で仕立てております。大量生産のジャケットと違って、温もりのある製品と言うか面構えになっていますよね。ちょっとした重量感も伝わってきますね。予想以上の出来栄えと、今まで感じた事の無かった風合いの良さにニンマリしているのですが、良い事ばかりではありません。納期が遅れてしまったのは、職人さんの高齢化と廃業が相次いでしまっているのが理由です。後継者不足の問題も解決しておりませんので、もどかしい日々は続いていくしかないのですけど、僕らは良い企画を立ててしっかりと売り続けることしか出来ません。微力ながら、この生産背景の維持に一役買えればと思っております。

 

と言いつつもね、良いモノは良いので出来る限り売っていきたい訳ですよ。ハイペリオンって、上村さんが、”RING JACKET”の様な、注文服のような既製服を作ろうと言うコンセプトで、大阪の職人さんたちと取り組んできたブランドなのです。いつもの様に毛芯で仕立てておりますので、ジャケットの命とも言われるラペル周りや肩周りにハッキリとした違いを感じ取れるのでは。画像越しにも襟元のボリュームの違いが分かりますね。

 

今回は、80年代のラルフローレンにあったジャケットをイメージして作ってもらっております。上村さん的にもドンピシャな時代だったようです。そんな当時をイメージしたラベル幅は10cmあります。いつもは7cm前後なので結構幅広になっております。ただ当時のラペル幅はもっと幅広いのですよね(笑)流石にそれは・・・と言う事になり、絶妙な幅へ調節したのです。

 

そしてコーデュロイ生地にも拘りがございます。国内製の生地を使っているのですが、昔ながらの表裏の両面で織り上げるコーデュロイ生地なのです。その織り上げる段階で溝(畝)を作っていくらしいのですが、こうする事で何とも言えない肉厚感が出ます。染色にも定評のある生地屋さんなので、色や風合いも抜群でございます。

 

好みもありますが、このジャケットのコンセプトだとコットン100%だと少々硬過ぎるのかな、となりレーヨンを混紡しているのですね。しなやかさが加わるだけでなく、良いコーデュロイ生地ならではの色気のある艶と、どっしりとした高級感も味わえるのでは。ちょっとしたインポートの生地と変わらぬ生地値と言われましたが、この生地感が気に入ってしまいました(笑)

 

胸ポケットはバルカで

 

チェンジポケットが付いて

 

フラップ付きの腰ポケットですね。これは全て当時のジャケットそのままです。

 

ボタンも雰囲気ありますね。当然ブラウン系に。

 

袖のボタンの数も当時のラルフローレンをそのまま。

 

勿論本切羽ですよ。お、生地の肉厚感も伝わりますね。

 

後ろはセンターのフックドベントです。

 

裏はお台場仕立てですね。裏地は無地のブラウンをチョイスしました。

 

この辺も丸縫いならではの暖かみのある縫いなどを感じ取れます。

 

ね、良いでしょ。

 

汗止めですね。これも同じ生地で。

 

ハイペリオンに別注したジャケットは裏ばかりを見てしまいます(笑)

 

細いですね。

 

気が付きゃ裏関係で7枚も画像を使っておりました(笑)

 

と言う事で着てみましょう。今シーズンは深みのあるベージュだけをピックしました。

 

サイズMを着ております。程よく感じるクラシカルさは狙い通りでしょうか。あえて、洗わずプレスして出荷しております。コーデュロイなので、着ていきながらエエ感じのアタリが付いてくれる事でしょう。こんな感じに、最初は上品に着れたりして2度美味しい訳です。

 

色落ちしたリゾルトを履いてみました。日差しが無いのが残念ですが、ジーロンラムのタートルネックを着た定番スタイルとなります。本日はワタクシこのスタイルで店頭に立っております。

 

ラペルと肩の収まり具合がよろしかったですよ。

 

折角ですのでウディ・アレンっぽいのもやっておきましょう。インディビのネルチェックシャツも、当時のアメリカンブランドをイメージした、雰囲気のある柄ですよね。

 

もっと太いチノパンが欲しくなったみたいで、ワンサイズ上のアーミーチノを裾上げに出しておりました(笑)

 

ボタンダウンシャツを使ったスタイルもやっておかねば。この季節ならシャギードックとの重ね着なんて如何でしょうか。

 

ウールパンツを履いてアメトラなスタイルです。靴は、上品にドレスシャンボードなんてチョイスも悪くないですね。

 

最後はちょっと着崩したカジュアルなスタイルを。パーカを使ったジャケットのスタイルは、今シーズン何かと気になっているので、ジチピとフィルメランジェの組み合わせで登場です。

 

履くならカーゴパンツが良いかなと。ちょっと太めのシルエットがまた良いですね~。色々な選択肢がある中の靴は、CT70のパーチメントで。

 

そんなこんなで今まで味わった事の無いコーデュロイのジャケットが出来ました。前述の事情などにより納期は遅れてしまいましたが、その分テンションの上がる出来栄えとなっております。袖を通してみる価値はありますよ。今日みたいな寒い日でも、ニットを着てマフラーを巻いてしまえばその辺を問題無くウロウロ出来ております。それではお店で見て下さいね~^^お待ちしております。

 

明日11/27(水)は定休日となります。何卒宜しくお願い致します。

 

【HYPERION】”CORDUROY 3B JACKET”

・BEIGE

・サイズS~LL

・コットン75%、レーヨン25%

・日本製(丸縫)

・¥46,000

 

 

tanaka