みなさんこんにちは~^^

 

リゾルトフェアは明日までになります。

サイズと色落ちサンプルが揃っているのはかなり貴重です。是非見に来てくださいね~^^何だか明日が最後の日だと思うと寂しいですね。

 

 

って事で本日のご紹介はハイペリオンさんに別注したジャケットの第2弾となります。楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。

 

【HYPERION】”HYPERION×SECOURS 3B JACKET”

ハイペリオンのディレクターをしている上村さんに言わせると、これは4万円台で売るには勿体無いジャケットなのだそう。確かにこの仕様で、インポートの生地を使って仕立てたジャケットを、このプライス帯で売るのはどうしたものかと考える事はあります。それでもやはり洋服は着てもらってナンボなところもございます。ありがたいな、と思いながら作ってもらい、そして着ていただくのにもそれなりの意味を見出せるのではと思っております。袖を通しただけでテンションが上がるのは”間違いの無い証”でございますよね。先週のフィッティングでも評判は上々でございました。来店していたリゾルトチームにもかなり褒められた記憶がございますので、これはと思っていただけるジャケットに仕上がっていると思うのです。

 

3つ釦の段返りのジャケットでございます。基本のやつですが、これからの季節にピッタリな素材感のネイビーとチャコールグレーのジャケットが必要だろうと作っていただいたのです。サイズ感は、前回お願いしたツイードジャケットとほぼ同じサイズ感でございます。生地のボリュームが変わった分、ややスッキリとした印象を受けます。しかしラペルのロール感が美しい。

 

ハイペリオンさんにお願いするジャケットですので、当然”丸縫い”になります。熟練の職人さんが、ボタン付けの手前までを一人で全て手掛けると言う、服好きならちょっと気になってしまう非常に時間の掛かる手法でございます。工程を分担していないだけ、ではなくてですね、ミシンだったり手縫いだったりとストーリー的な見所が沢山ある”丸縫い”なのです。何処か温かみもありますし、そうやって手間を掛けて作られたジャケットを着る事が出来るってのが素敵ですよね。大切に着ていきたいと思います。

 

ツイードジャケットに引き続き毛芯でございます。長く着ればその違いにも気が付くだろうし、こうして見ているだけでラペルの綺麗なロール感も伝わりますよね。毛芯で仕立てられたジャケットは、全体的にふっくらとしていて温かみのある雰囲気がりますよね。まぁラペルが縮んでシワシワになるのは見てられないですよね、と言う事でコスト的に何とかなるのであれば毛芯で行きたいなと思っているのです。

 

そんなスペシャルな仕様で仕立ててもらえるのであれば、生地にもしっかりと拘りたいですよね。もちろん、予算もありますので只々高級なインポート生地を使えば良いってものではございません(笑)

そんなこんなでカノニコでございます。CANONICO社は原毛をオーストラリアより直接輸入し、糸の紡績から生産まで一貫して生産しております。1963年現在の社長であるLUCIANO BARBERIS CANONICOの父親であるVITALEにより設立され、現在では従業員360人のビエラ地区でも有数のブランドになります。ネイビーはホップサックのカノニコを使って仕立てられております。

 

チャコールグレーは、前回軽くご紹介した英国のエンパイア・ミルズです。 ヨークシャーの大都市リーズの近郊ブラムレーを本拠地とする創業1915年の同族経営ミル(生地そのものを自社にて直接織っているメーカーのこと)で、主に英国国内市場に向けに、クオリティーとコストパフォーマンスの高い紳士服地を生産してきた歴史あるブランドになります。こちらもシックで中々魅力ありますね。

 

お馴染みとなった1枚仕立ての大身返しで仕上げております。春夏シーズンですし、適度な軽快さもあってよろしいかと。こちらはネイビーで。

 

こちらはチャコールグレーですね。生地が違うだけで仕様は一緒でございます。

 

裏地はネイビーの小紋柄をチョイス。渋くてよろしいですね。

 

そして”丸縫い”ならではの袖付けの裏側を見てみましょう。

袖裏と呼ばれておりますね。職人が手縫いで仕上げております。

 

素晴らしいですね。

 

袖周りだけで3枚も載せてしまいました(笑)不揃いなところもまた魅力があって温もりも感じるのです。

 

サイドベンツですね。

 

その裏はこんな感じ。

 

胸はバルカポケットで

 

腰はパッチポケットになります。

 

本切羽です。ボタンは4個ありまして

 

袖裏にもネイビーの小紋柄ですね。

 

シンプルなボタンが付いております。これで良いですね。

 

それではそれぞれのお色を見てみましょう。

まずはチャコールグレーですね。冬生地のチャコールは持っているけど、春夏バージョンは何気に持っていなかったのでオーダーをしてみました。

 

繰り返しになりますが生地はエンパイア・ミルズですね。折角のジャケットですのでインポートの生地を使いたいのです。

 

サイズLで着ております。ポケットはバルカに変更しました。バルカバージョンのMが早速無くってしまったのでLを着ておりますが、流石に少し大きいのかな。

 

天候が微妙ですので着こなしはまたやりたいと思います。リゾルトフェア開催中ですので、とりあえずはリゾルトで行きましょう。流石相性が良いですね~^^

 

そして気になるネイビーでございます。青みにまた色気なるものを感じますね。

 

こっちはカノニコですね。流通量も多い生地ですが、良くて高過ぎないインポート生地なんてイメージもありますね。

 

こちらはラスト1点となったMサイズを着ております。良いですね~これ。ラペルのロール感も美しくて本人も御満悦でございます。

 

この手のが1着あると本当に便利なのでしょうね。このフェアで新調したリゾルト711を履いたリゾルトスタイルですね。

 

そんなこんなでリゾルトとの相性も抜群なハイペリオンのジャケットでございました。やっぱ良いですね~これ。無理をお願いして作ってもらった甲斐がありました。話を聞いていると、丸縫いで作ってくれる職人さんの廃業が相次いでいて、出来る職人へのオーダーが集中しているみたいです。そうなりますと、オーダーも集中するだろうし、納期は伸びて工賃も上がってしまいますよね。僕らにとっては向かい風だらけの現状ですが、それでも着てみたいと思えるジャケットなので、何とか作ってもらえるうちは頑張って売っていこうと思うのです。それではお店で見て下さいね~面構えの良さにきっと驚くはずです。少量なので、気になる方は連絡を頂ければと思います。それではお店でお待ちしております。

 

 

 

【HYPERION】”HYPERION×SECOURS 3B JACKET”

・2色

・サイズM~LL

・ウール100%(インポート生地)

・日本製

・¥48,000

 

 

tanaka