みなさんこんにちは~^^

 

やっと届きました。シェットランド島で編み立てられる貴重なニット、と書けばもうお分かりでしょう。

雰囲気のある袋に入ってのお届けになります。やはりピーターブランでしょう、カッコ良いなぁ。

 

今シーズンはこの6色です。定番カラーにアクセントカラーと結構良いところを選んだ気がします。

 

このセーターが届くと本格的に冬が始まるんだなと気合が入ります。島では廃業などが相次いでいると聞いておりますので、これは貴重な商品ですし男気を感じる据え置きプライスなのです。微力かも知れませんが、買って着続けることで貢献出来ればなと思っていたりもするのです。このセーターが無くなったら泣いちゃうかも(笑)

 

 

って事で本日のご紹介はそんなピーターブランスのニットにも是非合わせて欲しい素敵なコートでございます。

 

【HYPERION×SECOURS】 ”moon tweed coat”

ハイぺリオンは大阪発の本格的なテーラードな洋服を提案出来るブランドになります。ディレクターである上村さんの経験が生かされたアイテムが多く存在するのもまた魅力となっておりますね。そんな此方のステンカラーコートはハイぺリオンをやっていく中で、修正を繰り返しながら今日に辿り着いたと言う、ステンカラーコートの言わば完成形なのですね。拘りの”丸縫い”だけではなく、そのバサッと広がる惚れ惚れするシルエットなどにも気付いていただけるのではないでしょうか。サンプルも見ないで、上村さんからお店の雰囲気に合いそうな良いステンカラーコートがあるから作ったらどうですか?と言われて作って貰ったので(普通は参考サンプル位見るモノです笑)届くのが楽しみでしたが、いやぁ期待以上でございました。不思議と不安が全く無かったのですよね、何でだろ(笑)

 

スタンダードなステンカラーコートですね。ビンテージのバーバリーのコートをベースにしているのだとか。本格的な仕立て屋さんではちょっと珍しいラグランスリーブなのです。ビシッと揃った前立ては比翼ですね。まぁこうして平置きにしたらパーツ類をご紹介するレベルが限界でして、このコートの魅力は伝わらないかと思います。それは後程に。

 

ある程度の完成形となるステンカラーコートですので、後は好みの生地を載せ替えるだけになります。一般的にはコットンのギャバジンなのでしょうけど、今シーズンは別注でお願いをした英国製のMOONのヘリンボーンツイード生地があったのでそのまま使ってみたのです。いやぁこのツイード生地を使って、こんな着丈の長いコートを作っちゃうなんてかなり贅沢ですよね。

 

噂のブラウンのヘリンボーンツイードです。しっかりとした厚みがあってハリとコシも充分です。国内のツイード生地と比べると、明らかに男っぽさがあって重厚感が違います。

 

このコートも”丸縫い”で仕立てていただいております。一人の職人が仕上げの手前までの全ての工程を手掛けるスタイルなのです。時間も手間も掛かる非効率的製法なのかも知れませんけど、ならではの雰囲気と言うか独特の味があって服好きには堪らないのはず。

 

英国製のツイードを使ったコートに憧れがあったのでこれは嬉しい。そんな首元は~

 

ボタンを外せば上品な佇まいの襟元なのが分かるはず。

 

まぁ寒かったらこんな風に。

 

襟の裏を見ればちょっとしたステッチなどがあります。やけに襟元の収まりが良いなとか綺麗だなと思った時には、こうして裏を見てしまう癖がついております(笑)

 

総裏仕様です。全部を写したかったみたいだけど、着丈は長いし裾幅はあるしで断念したみたい。

 

ポケットも付いております。ツイードのコートですから総裏にして滑りを良くするのです。

 

そうそう裏地はブラウンに合うだろうとワインレッド系の裏地をチョイスしました。ペイズリーも気分なのです。

 

安心しますね。長く着る事を想定しております。ツイードだとずっと着れますよね。

 

内ポケットは両サイドにあります。

 

センターですね。

 

勿論袖裏も同素材の裏地がチョイスされております。

 

ボタンはジャケットと同じものが使われているみたい。

 

ツイードと裏地とハイぺリオン。これぞ丸縫いって感じの味のある縫製なども見ていただこうと思ったのですが、上手に撮影する事が出来ませんでした。お店で見てくださいね。

 

と言う事で着てみましょう英国の紳士について書かれている本や、本格的なコートとはこうあるべきだなんて感じの話になると良く言われる着た時の綺麗な広がりなどを感じられると思います。

 

と言いつついきなり風で右側が煽られておりますが(笑)裾がバサッと広がる綺麗なシルエットなのです。昔のコートみたいにゆったりとしつつも、そこまでルーズではないのが今の気分となるでしょうか。サイズMを丁度エエサイズ感で着ております。比翼の前立ても縦にビシッとしていてこれはモノが違うなと。

 

前を開ければ綺麗に広がります。色落ちしたリゾルト710にアラン柄のニットでございます。コートに寄せて英国風なニットを使いたくなるのです。

 

ドレスなチノパンをチョイスしてトラッドなスタイルにしてみましょう。鎌倉シャツのボタンダウンシャツに重ねたのは、最高の出来のカシミヤニットなのです。高級感のあるパープルがまた魅力でしょ。これで相当暖かいはず。

 

林さんのグレーのトラウザーを使った1枚でございます。ブラウンと相性の良いホワイトのニットはアンデルセンの7Gね。ツイードのコートはボリュームのあるからこの手の厚手のニットも安心してお使いいただけます。

 

最後は太めのパンツで。週末はリラックスしたいとリカルドメッサを求めるお客さまも増えております。太めパンツを履きつつも適度に上品なスタイルになるとよろしいのでは。

 

素晴らしいコートになっております。流石はハイぺリオンですね。英国製のツイードにこの仕立てでとなれば、満足しない訳がございませんよね。サンプルも見ないで発注したカンが正しかったのか、既にビックリする位気に入ってしまいました(笑)これは違う素材にして提案したくなりますよね。コットンのギャバならもうちょっとお安くなりそうですが、このツイードもまた素晴らしい雰囲気でまた作りたくなっちゃいます。う~ん悩ましい。とりあえずお店でお試しください。それではお店でお待ちしております~^^

 

明日10/31(水)は定休日となります。何卒宜しくお願い致します。

 

 

【HYPERION×SECOURS】 ”moon tweed coat”

・MOON TWEED(BROWN)

・サイズ39(M),40(L)

・ウール100%英国製生地

・日本製

・¥78,000

 

 

 

tanaka