みなさんこんにちは~^^

 

週末はGジャンの入荷もあり沢山のお客さまにご来店いただきました。いつもありがとうございます。あわせて2017年秋冬バージョンの総針カーディガンやリブ編みタートルネックのお色を選んでいただきました。色々な感覚や好みも知れて面白かったです。今週まとめようと思っているのですが、やはりと言うかせっかく梳毛の良い糸を使えるのであれば、ヨーロッパのブランドに有りそうな色のラインナップにしてみたいと思うようになってきました。皆様のチョイスした色の数々を、そんな感じのコンセプトで編成したら雰囲気もあって面白そうですね。当店だけにしかないニットになりそうでワクワクしますね。それでは無事に製品化出来るように頑張りたいと思います。

 

 

って事で本日のご紹介は2017年の出来事ランキングで上位に食い込みそうなブランドでございます。

【FilMerange】 "SUNNY"

まずはブランド紹介でございますね。有名ですけどちゃんと知っておこうと思います。

フィルメランジェは2007年にスタートした日本のカットソーブランドになります。ブランド名は混色(merange)と糸を意味する(Fil)の造語から来ております。これは昔ながらのTシャツやスウェットの杢調のグレーのように美しく混ざり合った色を意味しております。『原点』、『機能美』、『簡素』と言う発想を持って衣服を着る事の意味や喜びを追求した物作りをしていて、原料の”綿花”から拘っている究極のカットソーブランドなのです。

 

僕がフィルメランジェを知ったのは2010年とかだったのかな。徘徊するブログの一つで丁寧に紹介されておりましてね、糸に拘るのは当然だけど、その前の段階の綿(わた)に拘るブランドなんて聞いた事が無かったので強く印象に残ったのです。程なくして神宮前3丁目の交差点に出来た直営店の外観がヨーロッパな佇まいでしてね、雰囲気のあるマンションの1Fをあえて選んだのだろうなと思わせる素敵な雰囲気に流石はフィルメランジェと特別な物を感じたのを覚えております。

 

お店の方はと言うと、Tシャツやスウェットなどはアメリカなブランドが中心でして、昨日ご紹介したGOODWEARやChampionなどをはじめとして、あらゆるアメリカンカットソーブランドを集め捲くっていたのですね。お客さんも、アメリカ物ならではの素朴な雰囲気や無骨だったり余計にタフだったりなTシャツを気に入ってくれたので、ブランドの数も自然と増えていったのですね。

それはそれで今でも好きですし、これからも変わらず展開し続けていくのですけど、為替の影響や様々なコストが高騰した事もあり、アメリカブランドのプライスがかなり高騰してしまったのです。そんなこんなでふとフィルメランジェの製品を見る機会があって”やっぱこれは良いなと”感じましてね。丁度、上品なニットのインナー使いで着るTシャツのあれこれを考えていたので、そこがフィルメランジェだったら素敵だなと思う様になったのです。

 

こちらの”SUNNY”はフィルメランジェを代表するTシャツになりますね。何とも言えない触り心地や上品な艶などはすぐに伝わるのではないでしょうか。原料が高級なので綺麗になり過ぎない様に適度にムラ感を残して糸を作りましたと聞けば、フィルメランジェらしくて素敵じゃありませんか。そんなニューリンダ天竺は新登場の生地らしいですよ。

 

糸や生地に拘るだけではなく、当然縫製にも拘りを持っております。自社工場の職人さんが絶妙なテンションで縫い上げているのでしょうか。それは程よく上品で、素材の良さを生かす縫製の数々を感じられるのです。

 

縫い糸は綿糸を使うのが基本みたい。そして表の縫い目を目立たなくしたりアクセントにしたりとメリハリがあって良いなぁこれ。

 

アメリカ物とは違う少し細めで繊細な印象を受ける首元のあれこれですね。しかしこれで頑丈と聞きます。色々着て試してみたいですね。

 

厚過ぎず薄くも無い丁度良いボリュームのボディに、ちょっと斜行気味に取り付けられたポケットでございます。これも雰囲気があります。

 

生地の素晴らしさを生かすのはやはり丸胴でしょうか。見え難いけど着心地は抜群でございます。個人的にはフワッと仕上げられたこちらの袖がツボだったりします。

 

初回ですので定番を中心に4色チョイスしてみました。

 

まずはこちらでしょう。フィルメランジェならではのOLD MELANGEはここんちを代表するグレーなのでは。絶妙な杢感が堪りません。

 

サイズ4を着ております。幅があって着丈はそこまで長くないと言うSUNNYらしいサイズ感とボリュームですね。

 

欲しいみたい。色をあれこれと悩んでおりました(笑)

 

着心地も抜群ですし、フワッと仕上がっていて商品力の高さを感じてしまいます。

 

こちらはOZONE WHITEですね。程よく綺麗な白に仕上がっております。

 

こうして見ると、今までのアメリカンブランドのTシャツには無い上品さを感じますね。当たり前か(笑)

 

う~んこの感じも良いね。白は色々使えそうですもんね。

 

アルブルの新作ショーツにも

 

それに2ndを羽織るのも良いね。

 

深みのあるネイビーですね。DEEP NAVYと名付けられております。

 

ニューリンダ天竺の魅力が詰まった色艶でございますね。

 

この感じ良いね。

 

Tシャツ1枚で画になりますね。足元の金茶スウェードも好きな感じなのです。

 

最後はサックスブルーの霜降りです。と言ってもMARINE BLUE MELANGEと言う素敵な名前が付いております。

 

上品なんだけど、何処か素朴な雰囲気もして好印象なのです。これも欲しくなるなぁ。

 

フィルメランジェのメランジって良いね。改めてそう感じるのですが、そうなるとまずはグレーなのか、いやいやこちらのメランジブルーも夏に着たいですよね。

 

爽やかに着こなしてくれたR君でございます。

 

ちょっと比べてみました。

こちらはSUNNYのOZONE WHITEをインナー使いにして、総針のカーディガンを羽織った定番スタイルなのです。首元のボリュームが抑えられて程よく上品なスタイルになりましたね。こちらのカーディガンやニットパーカなどのインナー使いで合わせたくなります。

 

こちらは昨日ご紹介したGOODWEARのポケTEEでございます。チャンピオンほどのボリュームは無いバインダーネックですが、充分なボリュームのある首元になっております。あと7.8オンスの厚手なのでそれっぽいボリュームも感じられるのでは。

 

上品にSUNNYで行っても良いし

 

いつも変わらぬアメリカンクラシックなGOODWEARでも良いですね。

 

どう使うのかは、好みやその日のスタイルで使い分ければよろしいのでは。カーディガンでもその違いのあれこれは充分に感じられますし、ジャケットのインナー使いでは更に差が出ると思います。いずれにせよ、このレベルで選択肢が増えるってのは素敵な事だと思うのです。それではお店で見てくださいね~^^お待ちしております。

 

 

 

【FilMerange】 "SUNNY"

・4カラー

・サイズ3(S)~5(L)

・made in NIHON

・¥7,500

 

 

tanaka