セコンドアウト! -84ページ目

愚乱・浪花選手との思い出

 プロレスラーの愚乱・浪花選手が亡くなったというニュースを聞いてビックリした。
 まだ34歳という若さ、心筋梗塞とのこと。

 浪花選手とは実はちょっとした思い出がある。
 いまから7年くらい前の2003年頃の話だ。私がアブドーラ・ザ・ブッチャー選手の自伝『ブッチャー~幸福な流血~』(東邦出版)の担当編集者として、原稿を執筆するブッチャーさんに数日間密着している期間があった。

 ブッチャーさんが滞在していた東京ドームホテルに私も連日通い詰めだったのだが、ある日通訳担当だったウォーリー山口さんが1人の青年を連れて来た。カラダもそれほど大きくなく、メガネをかけて人の良さそうな顔をした青年……とてもプロレスラーには見えないが、それが素顔の浪花選手だったのだ。マスクをしていないと、なかなか彼があの愚乱・浪花だとは気付かないが、あの独特な声がリング上と一緒。
 その日はほぼ朝方までドームホテルにいたのだが、私と浪花選手は年齢が近いこともあって、結構プロレス界の裏話を夜遅くまでしていた思い出がある。

 当時の私はいまのようなプロレス本の編集者ではあったが、いまほどプロレス業界で頻繁に働いていたわけではないし、気心の知れたウォーリーさんがいたりしたこともあって、浪花選手は何か公には出来ないような面白い話を一晩中してくれた記憶がある。幸か不幸かどんな話だったかまでは思えていないけど、連日ブッチャーさんに密着状態で、精神的にも疲れ切っていた私にとってはすごくいい息抜きになったのを覚えている。

 結局、浪花選手との接点はそれだけで、いまのようにプロレス記者として様々なプロレス会場に取材に行くようになってから浪花選手に会う機会はなかったが、「あの日のこと覚えている?」と聞いてみたかったなぁ。
 愚乱・浪花選手のご冥福をお祈りします。

ブッチャー 幸福な流血―アブドーラ・ザ・ブッチャー自伝/アブドーラザブッチャー

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