セコンドアウト! -194ページ目

キン肉マンは私の原点っ!



 来週はDREAMとかハッスルとか新日本のスーパージュニア開幕戦とか、いろいろ取材の予定が入っているが、個人的に楽しみなのが5・29『キン肉マニア2009』。
 昨年からキン肉マン生誕29(ニク)周年を記念して、いろいろな企画やらグッズやらが発表されているが、その集大成となりそうなのがキン肉マニアだろう。イベントとか実写化とか、そういうレベルではなく、本物のリングを使って丸々キン肉マンワールドでの、いわゆる“興行”をやってしまうのだからスゴイ。

 まぁ実際どんなことをやるのか、具体的なことは大会まで1週間を切った現時点でもよく分からないのだが、とりあえず“自称超人”ミノワマンと“野人”中西学(現IWGPヘビー級王者)の参戦が決まっていて、構成をマッスル坂井が担当し、煽りVはPRIDEやDREAMの煽りV制作でお馴染みの佐藤大輔氏が担当するということは分かっている。あとキン肉マン芸人でお馴染みのケンコバとバッファロー吾郎が実況をすると。
 まぁ、これだけでも十分大好きなものが集まっているので、楽しみなのだが、どうやら本物の(?)キン肉マンがリングデビューするらしい。昨年大晦日に『Dynamite!!』でキン肉マンの息子であるキン肉万太郎が総合ルールでデビューしたが、ついに親父であるキン肉マン、本名キン肉スグルが試合をするのをこの目で見る日が来るとは思わなかった。

 というのも、いまでこそプロレスや格闘技の仕事で飯を食っている私だが、順番から言うと、プロレスよりもキン肉マンのほうが先。もともとは当時『週刊少年ジャンプ』で連載されていたマンガ『キン肉マン』に夢中になり、たまたまテレビ(当時はゴールデンタイム)で見たプロレスを“実写版キン肉マン”だと思って見始めたのがプロレスファンになったキッカケだ。
 当時のレスラー、馬場さんやジャンボ、天龍、猪木、長州、藤波らは子供だった私から見たら、とにかくデカくてゴツい、まさしく超人だったのだ。

 つまりキン肉マンが存在しなければ私がプロレスファンになることも、いまの仕事をすることもなかっただろう。それだけ私にとってキン肉マンは影響力が大きく、キン消しも死ぬほど集めたし、コミックスも全巻持っていたし、テレビアニメ&映画も欠かさず見た。あとオリジナル超人考案をはじめ、何度もハガキを書いて投稿したが、一度だけ私が描いたイラストが掲載されたこともある。
 さらに当時のジャンプが行っていた『キャッチフレーズグランプリ』で、キン肉マンのキャッチフレーズを応募したのだが、それが佳作に入ってテレホンカードをもらったこともある。そのテレカを後生大事の持っているが、1987年、いまから22年も前のものだ。どんなキャッチフレーズを応募したのかはまったく覚えていないけど。

 キン肉マンの連載が終了してからは、どっぷりプロレス漬けになり、ついにはそいつを飯の種にするまでになった。仕事をするようになって、子供の頃超人だと思っていた長州や猪木を間近で見ることが出来たし、桜庭選手の自伝をはじめそれなりに代表作を残すことも出来た。何というか、10年以上も自分の好きなもので飯が食えているというのは幸せなことだ。
 ただこんなご時世なので、いまの仕事をいつまで続けられるか分からない。自ら辞める気はサラサラないが、どうしても辞めなくてはいけなくなったとき、今回自分の原点といってもいいキン肉マンの取材が出来るということで、「桜庭和志からキン肉マンまで取材できた」という思い出があれば、少しは悔いが残らないような気がする。まぁ辞めなければいけないような状況にならないように頑張って、どんなカタチでもいいからしがみついていくけどね。