Appleの救世主、逝く… | セコンドアウト!

Appleの救世主、逝く…

セコンドアウト!-ジョブズ死去

 MacintoshやiPhone、iPodでお馴染みのAppleの前CEO、スティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。

 まだ56歳という若さだが、数年前にガンの手術をしたあと、もの凄い痩せた姿は見ていて痛々しいほどだった。だから今年の8月にAppleのCEOを引退したときは、1マカーとして寂しく思いつつも、「そのほうがいいわなぁ」と思ったので、この訃報はいささか早過ぎる感じがする。

 まぁ長年のマカーなら誰でも知っていると思うが、一時期のAppleは本当に倒産するんじゃないかと言われていた。
 私なんか初めて触ったパソコンはMacだし、初めて買ったパソコンもMacだし、その後現在に至るまで仕事でもプライベートでも使っているパソコンはすべてMacだ。だから「Appleが潰れるかも」なんてウワサを聞いたときは、本当にビビった。
 Windowsを覚えなきゃならないのかなぁなんて不安に思いつつ、当時は「どうやらソニーが買収するらしい」なんてウワサもあったので、「じゃあMacが壊れたら、今後はソニーのカスタマーセンターに持っていけばいいのか? とりあえずMacが使えるならそれでもいんだけど…」なんて思ったりもした。

 ところが、まさしくAppleの救世主となったのが、スティーブ・ジョブズ氏だ。
 ジョブズ氏が投入したトランスルーセント(スケルトン)のiMacは、当時かなり衝撃的だった。見た目もさることながら、SCSIやフロッピードライブといったレガシーインターフェースをばっさり斬り捨てた潔さに度肝を抜かれたものだ。当時務めていた出版社の社長が早速購入したので、会社でいじり倒したなぁ……

 そしてiPodだ。Appleはどこまで行ってもパソコンメーカーだと思っていたのだが、ジョブズ氏はいとも簡単に音楽事業に参入し、あっという間にAppleにパソコンと音楽の二本柱を作ってみせた。私も速攻で初代iPodを購入し、スクロールホイールをクルクルといじったものだ。
 かつて倒産しかかっていたAppleを買収するとウワサのあったソニーのウォークマンを、iPodが追い抜いていったのは皮肉なものだった。

 また、ジョブズ氏はプレゼン上手で知られている。基調講演なんかは日本だと深夜にネット上で中継されたりしたので、新製品の発表をワクワクしながらよく見たものだ。ジョブズ氏はあらかたスピーチが終わったあと、「One more thing…(もう1つだけ)」と言ってから目玉となる新製品を発表するのが特徴だった。もう何度ジョブズ氏の「One more thing…」を聞いたあとに「購入する」ボタンを押したことか……

 いまやAppleは携帯電話業界のど真ん中にもいるほどの大企業となった。倒産しそうになった時期があるなんてウソのようだ。この調子なら当分「Macが壊れたらどこに修理を依頼したらいんだよ!」と不安になることはないだろうから、仕事でもプライベートでもまだまだMacを使っていけそうだ。
 Appleの共同設立者の一人であり、救世主だったスティーブ・ジョブズ氏。1マカーとして感謝の気持ちを込めつつ、ご冥福をお祈りします。



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