『ぼく。』発売から今日で10年!
今日は2010年の5月1日だ。いまからちょうど10年前の2000年5月1日といえば、東京ドームで『PRIDE GP 2000決勝』が開催され、そこで伝説の桜庭和志vs.ホイス・グレイシー戦が行われている。
現在、日本の総合格闘技(MMA)がいろんな意味で分岐点を迎えているが、桜庭vs.ホイス戦も当時1つのターニングポイントとなる一戦だった。
それは私個人的にも言えることで、この桜庭vs.ホイス戦に合わせて制作していた桜庭選手の自伝『ぼく。』は、このドーム大会当日に先行発売された。我が家にはこのとき、先行発売特典として封入した、2000.5.1という日付が入った桜庭選手のサインの原盤(特典は縮小コピー)があるが、これはもう家宝である。
桜庭選手がホイスに歴史的勝利をあげたこともあり、お陰様で『ぼく。』はプロレスラー(格闘家)の自伝として驚異的な売り上げを記録。NHKや『情熱大陸』でも取り上げられたし、近所の書店の「当店のベストセラー」というコーナーで、名だたる作家先生の本に並んで『ぼく。』が3位にランクインしていたのを見たときは、感動で泣きそうになったのをいまでもハッキリ覚えている。
思えば私が桜庭選手の自伝を出してみたいなと思い、出版社に企画書を出して、何とかGOサインをもらい、当時桜庭選手が所属していた高田道場に話を持っていき、そこでも何とかGOサインをもらったところまではよかったのだが、何せ桜庭選手は本業が文章書きではないのだから、やはり桜庭選手が書きやすいように、文章を手直ししたり、構成を担当する本業の人を付けたほうがいいだろうって話になったわけだ。
しかもやはり桜庭選手のことをよく取材していて、かなり知っている人がいいだろうってことで、最初にお願いをしにいったのが、当時『紙のプロレス』の編集長だった山口日昇さん。
まぁ『ぼく。』の発売をホイス戦までに間に合わせるってことだったんで、かなり急ぎの仕事になっちゃうってことで、結果的に山口さんにお願いするのは無理だったのだが、あれから10年後にまさか山口さんがリングに上がって骨折するほどチョップ打っているとは、当時微塵にも想像していなかった……
その後、主に『週刊プロレス』で活躍されていて、桜庭選手のことはUインター時代から取材しているというマッチョ記者さんにお願いをしにいったところ、快く引き受けていただき、『ぼく。』は無事完成することが出来た。
あれから10年が経つわけだが、その後マッチョ記者さんと『ぼく。』シリーズをさらに2冊作ったり、『PRIDE大百科』や『闘龍門大百科』を作ったり、さらには現在に至るまで『かっこいいカラダ』シリーズを一緒に作らせてもらえるとは、これまた10年前には微塵にも思っていなかった。
個人的にもこの10年間、いろいろなことがあったが、編集者兼ブックデザイナーとしては、ほぼデビュー作と言ってもいい『ぼく。』が運良く当たってくれたお陰で、その後の仕事には比較的に恵まれたと思う。何てたって、フリーとなったいまでも辛うじてといえ、大好きなプロレスや格闘技の仕事をして飯が食えているのだから。
そのご恩に応える意味でも、最低でも『ぼく。』シリーズは同じメンバーであと1冊は作りたいと思っている。そういう話は時折するのだが、いつになるかは現時点でまったくの未定ではあるが……
10年というのは長いようであっという間だ。10年後、私は『ぼく。』を超えるような作品を残せているだろうか?
10年、万感の思いを込めて。歩いてきた。歩いて……行く!(PRIDE.34より)
ぼく。―桜庭和志大全集/桜庭 和志

¥1,400
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↓クリックされると喜びます!

現在、日本の総合格闘技(MMA)がいろんな意味で分岐点を迎えているが、桜庭vs.ホイス戦も当時1つのターニングポイントとなる一戦だった。
それは私個人的にも言えることで、この桜庭vs.ホイス戦に合わせて制作していた桜庭選手の自伝『ぼく。』は、このドーム大会当日に先行発売された。我が家にはこのとき、先行発売特典として封入した、2000.5.1という日付が入った桜庭選手のサインの原盤(特典は縮小コピー)があるが、これはもう家宝である。
桜庭選手がホイスに歴史的勝利をあげたこともあり、お陰様で『ぼく。』はプロレスラー(格闘家)の自伝として驚異的な売り上げを記録。NHKや『情熱大陸』でも取り上げられたし、近所の書店の「当店のベストセラー」というコーナーで、名だたる作家先生の本に並んで『ぼく。』が3位にランクインしていたのを見たときは、感動で泣きそうになったのをいまでもハッキリ覚えている。
思えば私が桜庭選手の自伝を出してみたいなと思い、出版社に企画書を出して、何とかGOサインをもらい、当時桜庭選手が所属していた高田道場に話を持っていき、そこでも何とかGOサインをもらったところまではよかったのだが、何せ桜庭選手は本業が文章書きではないのだから、やはり桜庭選手が書きやすいように、文章を手直ししたり、構成を担当する本業の人を付けたほうがいいだろうって話になったわけだ。
しかもやはり桜庭選手のことをよく取材していて、かなり知っている人がいいだろうってことで、最初にお願いをしにいったのが、当時『紙のプロレス』の編集長だった山口日昇さん。
まぁ『ぼく。』の発売をホイス戦までに間に合わせるってことだったんで、かなり急ぎの仕事になっちゃうってことで、結果的に山口さんにお願いするのは無理だったのだが、あれから10年後にまさか山口さんがリングに上がって骨折するほどチョップ打っているとは、当時微塵にも想像していなかった……
その後、主に『週刊プロレス』で活躍されていて、桜庭選手のことはUインター時代から取材しているというマッチョ記者さんにお願いをしにいったところ、快く引き受けていただき、『ぼく。』は無事完成することが出来た。
あれから10年が経つわけだが、その後マッチョ記者さんと『ぼく。』シリーズをさらに2冊作ったり、『PRIDE大百科』や『闘龍門大百科』を作ったり、さらには現在に至るまで『かっこいいカラダ』シリーズを一緒に作らせてもらえるとは、これまた10年前には微塵にも思っていなかった。
個人的にもこの10年間、いろいろなことがあったが、編集者兼ブックデザイナーとしては、ほぼデビュー作と言ってもいい『ぼく。』が運良く当たってくれたお陰で、その後の仕事には比較的に恵まれたと思う。何てたって、フリーとなったいまでも辛うじてといえ、大好きなプロレスや格闘技の仕事をして飯が食えているのだから。
そのご恩に応える意味でも、最低でも『ぼく。』シリーズは同じメンバーであと1冊は作りたいと思っている。そういう話は時折するのだが、いつになるかは現時点でまったくの未定ではあるが……
10年というのは長いようであっという間だ。10年後、私は『ぼく。』を超えるような作品を残せているだろうか?
10年、万感の思いを込めて。歩いてきた。歩いて……行く!(PRIDE.34より)
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