桜庭記者会見→DDT後楽園大会に速攻移動!
それにしても桜庭和志のHERO'S移籍というニュースは本当に衝撃的だった。桜庭選手が高田道場を退団したことで、“新たなる挑戦”に踏み出すのは想像できた。しかし、それはあくまでもPRIDE内でのことで、例えばウェルター級に転向するとか、シュートボクセ所属になるとか、そういうことかなと思っていた。ところが昨日、HERO'Sの取材をしていたら、休憩明けに突如前田スーパーバイザーが「8月よりのHERO'Sの大会に参戦する強者」と何者かを呼び込むじゃないの。一瞬レスナーかな?と思ったのだが、同日レスナーは福岡で新日本の興行に出ているからあり得ない。で、流れている曲は『SPEED TK RE-MIX』。とはいえ、まさか桜庭がHERO'Sに来るとは思っていなかったのだが、姿を現したマスクマンはどこからどう見ても桜庭! 長年桜庭を見てきているから見間違う訳がない!もう、これは完全に想定外。知らなかったのは自分だけかと思ったら、試合後にプレスルームで会った知り合いのライターさんたちに聞いても皆驚いている。ここまで情報が漏れずに、ビッグサプライズを起こすっていうのは、今の時代かなり難しい。しかし、今日の会見を取材して、何となくその理由が分かった。本当に桜庭選手がHERO'S参戦を決めたのは、ここ数日間で、実際にHERO'S代々木大会のリングに上がって挨拶すると決まったのは、前日の夜だというのだ。
“ミスターPRIDE”と呼ばれた男のライバルイベント移籍、しかもそれだけ電撃的にいろいろなことが決まっていった状況だけに、物議を醸すのは仕方ないだろう。だが、桜庭選手の友人という弁護士さんが「サクは本当に悩み死しそうだった。この1ヶ月は彼の人生にとって、もっとも長い1ヶ月だった」と語ったように、桜庭選手にとっては相当大変な決断だったと思う。ただでさえかなりの面倒臭がりだし、入場時の仮装ネタを考えるだけで苦しむような人なのだから。それだけに会見中、谷川代表や前田スーパーバイザーと何やら話ながら、笑顔を浮かべた桜庭選手の顔を見て、ちょっとホッとした。
どうもノアに行って“純プロレス”をすることも(本気で?)考えたようだが、やはり桜庭選手は以前から「プロレスは難しいですよ。ぼくができるのはコレ(=総合格闘技)です」と言っていた通り、総合のできるリングを選んだ。PRIDEでの役目をひとまず終えたと思ったという桜庭選手が、リフレッシュして新しいことに挑戦しようと思ったら、日本にあるもう1つの総合格闘技イベント、HERO'Sしかない。そう考えれば、桜庭選手がHERO'Sに行く決意をしたのも納得できる。
ちなみに今日は12時30分から都内のホテルで、桜庭選手の記者会見があったのだが、12時から後楽園ホールでDDTの興行もあったのだ。私は当初DDTの後楽園大会を取材する予定だったが、昨日桜庭会見が急遽決まったため、まず桜庭会見を取材後、すぐさまタクシーに飛び乗って後楽園へ移動。何とかDDTのメインには間に合い、ディーノ&ミラノvs大鷲&HARASHIMAだけは全部見られた。超満員の観客は完全に出来上がっており、大いに盛り上がった。う~ん、スゴイなDDT!