パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa -87ページ目

パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa

◆ピラティス・マスターストレッチ・ウェイトトレーニング
◆ポルトガル写真、東京浅草写真

最近発売されたばかりの、

ポルトガル関連の書籍をご紹介します。

 

「メトロリスボン」(大福書林)

 

第1弾では

ウズベキスタンのタシケントのメトロを

取り上げたシリーズ第2弾として、

ポルトガルのリスボンのメトロが

セレクトされています。

 

ポルトガルではアズレージョと呼ばれる

装飾タイルが駅やレストラン、

街中の壁、民家など至る所で使われており、

メトロの駅構内も例外ではなく、

それは美術館のように空間を彩っています。

 

この書籍では、

そのアズレージョの写真を中心に、

作者である美術家や建築家が紹介され、

またポルトガルのメトロや歴史についても

触れられており、

ポルトガルが好きな方や興味がある方、

これまでに訪れたことのある方や

住んだことのある方まで、

それぞれが楽しめる一冊となっています。

 

読んでいて思うのは、

普段リスボンで生活をしていると、

アズレージョが目に入るのは

ごく当たり前になっていて、

こんなじっくりとアズレージョを見て感じたり、

学んだりすることはなかったなということ。

 

私がこれまでリスボンで生活した中で

印象に残っているメトロのアズレージョは、

Linha Vermelha(リーニャ・ヴェルメーリャ)

と言われる赤線の駅、

Olivais(オリヴァイス)、

Chelas(シェラス)、

Bela Vista(ベラ・ヴィスタ)、

Olaias(オライアス)、
といった辺りでしょうか。

私見ですが、

ヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンター

のあるOriente(オリエンテ)駅や

空港に直結する

Aeroporto(アエロポルト)駅に

向かう以外は、住人でない限り、

赤線を利用する客は他の線に比べて

少ないように感じます。

そのせいか、もしくは創られてからそれ程

時間が経過していないのかもしれませんが、

赤線の駅は比較的綺麗で、

かつ空港からリスボン中心部に

繋がる線として、色彩的にもより鮮やかで、

見どころの詰まった駅が多いように思います。

私もリスボンにいる時、たまたま用があって

これらの駅に立ち寄る機会があり、

その壮大なアズレージョ美術に

接することが出来ました。

 

また本書では触れられていませんが、

Linha Azul(リーニャ・アズー)青線の

Laranjeiras(ラランジェイラス)駅や

Parque(パルケ)駅なども、

地味で規模も小さいですが、

個人的にはお薦めの駅です。

 

その他では、リスボンから少し離れた

シントラという街でも、

あらゆる場所でアズレージョが

ふんだんに使われていた印象があります。

本書では後半の方に紹介されています。

 

 

azulejo2

シントラ/筆者撮影(2011年)

 

こうしてポルトガルに関する本や

画像や動画を見ていると、

ポルトガルが懐かしい、

リスボンが懐かしい、

生活感がサウダーデ、となります。

ただ単に

ノスタルジックな気分に長く浸かるのは

時間の無駄のようで好きではありませんが、

何かに繋げるためのノスタルジアであれば、

それは意味を持つかもしれません。