残念ながら、
サッカー選手による人種差別発言が
世間で物議を醸しています。
バルセロナの2人の選手が2019年に
日本を訪れた際、
日本人に対して差別的な発言をし、
その動画がどういう経緯か
ネットで拡散されました。
これは差別ではなくただの悪口だ、
誤訳も多いので冷静になりましょう、
というような某著名人たちの
擁護の声も聞かれましたが、
どうあれ事実は事実です。
楽天の三木谷社長が
バルセロナに抗議をしたり、
コナミが該当選手との契約を解除するなど、
実際に反対や制裁の動きがあるように、
受け取る側がどう受け取るかが
第一ではないでしょうか。
受け取る側に対する想像力が欠如すれば、
こういった問題はいくらでも起こり得ます。
サッカーのピッチ上においては昨年、
ポルトガルリーグでも、
当時FCポルトに所属していた
マリ代表のマレガ選手が
前所属のギマランイスのサポーターから
モンキーチャントを受け、
抗議のためにピッチを去る
ということがありましたが、
やはり黒人の選手がターゲットにされてしまう
ケースが多々あります。
ただ私たちアジア人も黄色人種、
イエローにカテゴライズされてしまっているので、
今回起きたように、人種差別は
決して他人事ではありません。
私は以前、随分前にブラジルに
サッカー留学をしていたことがありますが、
ブラジルではサッカーが下手な選手のことを
“ジャポネス(日本人)”
という言葉で表現します。
随分前なので、今はどれ程
この表現が使われているかは分かりませんが、
当時、私がアマチュアの練習試合で
プレーする時でさえ、
こういった侮蔑の意味を込めた言葉を
観客席から浴びせられた記憶があります。
今の時代の価値観で照らせば、
これも立派な人種差別になりますが、
三浦和良選手がブラジルにいた頃は
もっともっと日本人選手に対する
偏見は激しかったのではないかと思います。
ただ今は多様性の時代なので、
人種差別や男女差別、ジェンダーにしても、
新たな価値観や考え方に
対応出来ない人間は
社会から沙汰されてしまいます。
これは人権の問題であって、
最新の機器に対応出来ないのとは
訳が違うので、
対応出来ないでは済まされません。
バルセロナは数日後に
公式に謝罪の意を表明しましたが、
選手の処分については明言を避けています。
世界のトップクラブが時代の潮流の中で、
今後どういった態度と姿勢を示すのか。
クラブにとっても、サッカー界にとっても、
大きな局面の一つのように感じます。
参照 「FC Porto」 Twitter
