写真作家/パーソナルトレーナー 古川貴久 【Photographer & Writer / Personal Trainer】 Taka Furukawa -219ページ目

写真作家/パーソナルトレーナー 古川貴久 【Photographer & Writer / Personal Trainer】 Taka Furukawa

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全世界で猛威を振るう新型コロナウィルス。

当然、人が集まるプロスポーツにおいても

大きな影響が出ています。

 

そんな中、ネットニュースに目をやると、

フランスの新聞社が“黄色人種警報”

という見出しを記事に付けて、

物議を醸したという。

新聞社は後々謝罪したとのことですが、

記事にしている方もバカではないですし、

そもそもの根の部分でその意識がなければ、

こんな見出しは出てこない。

 

ここでも炙り出された欧州の人種差別意識。

 

先日ポルトガルのサッカーリーグで、

FCポルトのマレガ選手が敵サポーターから

人種差別のチャントを受け、

自ら退場するという騒動がありましたが、

欧州における人種差別意識は

日常レベルからも根深いものがあります。

 

私もこれまで何度か生活しているポルトガル。

観光滞在ではなく、

生活をしてみれば見えてくる側面ですが、

日常からもアジア人軽視ともとれる

態度を見せられる瞬間が度々ありました。

 

アジア人同士であれば、

日本人、韓国人、中国人、

それぞれが身なりであったり、

女性であればメイクの仕方であったりで、

何となく何人かが把握出来たりしますが、

欧米人だとそうはいかない。

アジア人が一括りで

黄色人種として見なされる。

新型コロナウィルスが中国発であっても、

全く関係のない日本人にも被害が及ぶ。

 

私は今東京にいますが、

ポルトガルの日常を知っている身として、

アジア人全体が

肩身の狭い思いをしていることは

容易に想像出来ますし、

きっと欧州全体に言えることだと思います。

 

人種差別と言えば、何も黒人だけではない。

われわれアジア人も、

欧米人からしたら黄色人種として

軽視の対象になります。

 

政治レベルで見れば、

アメリカの大統領が白人以外の人種に

大きな壁を作ろうとする。

ただ、日常からスポーツのレベルにおいては、

今の時代アメリカよりも欧州の方が

人種差別、軽視といった問題は

人々の意識、無意識に関わらず、

より根深いように経験からも感じています。

 

アメリカに白人至上主義が

長く根付いているように、

欧州至上主義的思考が彼らから

完全に消えることはしばらくないかもしれない。

 

新型コロナウィルスの世界的蔓延の危機は、

また別の世界的問題を炙り出し、

私たちに突き付けています。