今日は朝からCBXを引っ張りだして、簡単な整備をしてエンジンスタート!!
あっそうそう、長い間(今回は1カ月位)エンジンを掛けていない場合、直ぐにセルを「ギュルギュル~!!」ってやってはいけません!!
オイルが下がり切っているので、プラグを外し、潤滑スプレー

私のCBXには、強制オイル潤滑装置(油圧をかける装置)を取り外し出来るようにオイルラインの途中にフィッテングが付いていますので、装置を取り付けて強制潤滑!!
暖機後近所をグルリと一回りして帰って来たら、オイルが地面に「ポタポタ・・・」!!
(-_-;)
車体左側がオイルまみれになっている


エンジンを見るとヘッドカバーガスケット付近から漏れている模様。
??ガスケット(ゴムパッキン)は、2年前に新品にしていてこんなに直ぐ駄目にはならないはず!
仕方なく、外装を外し、イグニッションコイルを外し、ヘッドカバーを外そうとしたら、左側の後ろのボルトがミョ~に軽く廻った

コレは


実は、前回ヘッドを開けた時から違和感が有ったホルダーで、一応規定トルクで締まっていたため様子を見ていたのです。(中古エンジンを購入しオーバーホール)
長いこと乗っていなかったのと、経年劣化で、エンジンに熱が入り、内圧が掛かり、熱膨張により、アルミのねじ山が上がってしまったようです(悲しい)
早速、カムホルダーを外し見てみると、案の定ねじ山が上がってました。
いつもお世話になっている近所の加工屋さんに持っていきヘリサートを入れようと思っていたのですが、ヘリサートを入れる場合下穴を大きく開けなければいけない為、他に良い方法はないかなぁと考えながら加工屋さんのタップの棚を見ていると「1/4 28山」というタップを発見!!
サイズは6ミリと7ミリの間で、ネジピッチが極めて細かいため「これならボルトさえ造ればイケルかも!!」と。
ウチに1/4 28山のボルトが有るので、とりあえずカムホルダーにタップを立ててそのボルトを入れてみると・・・ウ~ン!!しっかり噛む!!!
それじゃあヘッドカバーボルト造っちゃえ!!
画像は有りませんが、純正ボルトと同じ寸法で、ねじ山だけを1/4 28山で造り、ソッコーウチに戻り取付ました。
結果はOK!!
ボルトの材質は純正と変わってしまいましたが、これでよし!!
気に入らなければ、ヘリサート挿入することもできるので、これは最終手段として取っておきます!!、だってカムホルダーだけ交換はできませんし(カムホルダーはヘッドとSETです、違うエンジンのカムホルダーを使っても「心円」が出ません!)、ヘッドアッシーなんて出てきませんので、出来る限り「次の修理方法」を残しておくのも、部品の出ないCBXには有効な事と思います。
という事で、結局今日も5km程度しか走らせることができず、「作業三昧」な一日でした(笑)