前期の成績が出ました。
主要5科目では平均3程度上がり、英数共に5の生徒もいましたが、
ほぼ全員が実技系科目の苦手な生徒で、2と3が目立ちました。
話を聞くと、授業態度が悪く、ふざけているという生徒もいましたし、
真面目にやっていても、出来ないという生徒もいました。
何れにしても、多くの都立高校の受験において、
学校の成績は3割の配点で、その内実技系の科目はおよそ6割を占めるのです。
ざっと計算すると、1000点満点中、
実技系科目が全て2の生徒の得点は73点、全て3で110点、
全て4で147点、全て5の生徒は184点(満点)、となります。
せめて、3と4を半分ずつくらいは取って欲しいものです。
現在、ほぼ全ての都立高校は当日の得点が7割(700点満点)で、
学校の成績、いわゆる内申が3割(300点満点)の合計で合否判定されます。
ということは、偏差値、いわゆる学力が届いていても、
合格が難しい生徒が出てくるのです。これは昔から変わりませんが・・・。
行きたい学校に合格したいのなら、それなりの努力を重ねるのが当然で、
それが出来なければ、行きたい学校を変えるしかないのです。
例えば、都立最難関の日比谷高校だと、
945点(1000点満点中)くらいが必要とされます。
減点が50点分しか許されないのです。
実技全て4の生徒の合格は厳しいということになります。
どこを希望するにしても、自分がその学校に行きたいのなら、
最後まで諦めずに頑張るしかないのです。
なかなか上手くいかないこともあるでしょうが、
一歩ずつ前に進んでいきましょう。