24日間の講習も無事終了し、今週から通常のカリキュラムになりました。
欠席もほとんどなく、授業もほぼ予定通り進みましたが、
中3社会は地理歴史を中心に、他の教科の時間を少し社会に回して、
全体を網羅しようとしたのですが、思うようには出来ず、
その上、生徒からは社会の時間が長いと言われてしまいました。
一つの出来事、一つの地域の話をするにしても、
一人一人の知識量も違うので、どこを端折っていくのがいいのか、
なかなか難しいと感じています。
主観的な見方ではなく、客観的に物事を捉え、
そこから導き出される事実を考察する科目であるのですが、
そこに僕の感じ方を加えて、生徒はどう感じるのかを、
比較してもらいたいとも考え、授業を行うと時間は足りません。
特に明治以降の戦争から戦後の冷戦構造や冷戦終結後の世界は、
本当に多くの知識を必要とするところだからです。
多様化していく社会の中で様々なことを知り、考え、
それが将来の自身の行動の基盤の一つになる大切な教科で、
単に暗記するものではないということを理解してもらいたいと、
そういう気持ちで社会を指導しています。
どの教科でも、ほんの少し興味が湧いたり、
面白いと感じたりしてくれたら、
それだけでも十分だと思っていますが、
特に社会ではしっかりと自身の歴史認識を持ってもらいたいと、
そう願っています。
どの学年も少しでも成果が出てくれたり、
また学習することが大切だと感じてくれたり、
何か一つでもプラスになってくれたら、
この講習の意義も大いに高まるのです。
僕自身も講習を振り返って、反省点を洗い出し、
後半の授業をより良いものにしていきたいと思います。