米ハワイ州のデービッド・イゲ知事は2018年7月3日、
サンゴ礁への有害性が指摘される成分を含んだ日焼け止めを禁止する
法案に署名して成立させました。
2021年1月1日から施行、こうした法律が米国で制定されるのは
初めてということです。
環境を優先させるのか、人間をそうするのかというのは、
非常に難しい問題です。
程度が大きいとか小さいとかだけの問題ではなく、
様々な要因が絡み合っているのです。
例えば、このハワイの事項で考えてみると、
一方で環境は守りたいという主張をする人々がいて、
他方では日焼け止め剤などを販売している企業にとっては
マイナスイメージにしかならない、
そして、日焼けによる皮膚ガンの増加も考えられるので、
人々が安心して海で遊べなくなるのですが、
そもそも僕たちは環境が良い場所に行って遊びたいのです。
日焼け止めが本当に環境に悪い影響をもたらすなら、
それを使えば環境は悪くなり、そこに行く人々が減り、
使用しなければ、そこで遊ぶことが出来なくなるのです。
きっと世の中はこんなことだらけなのではないでしょうか?
多くのことに対しては、常にバランスを考えた思考、
そして行動が求められるのです。
辺野古の埋め立てで得られるものはどういったもので、
どれくらいの価値があり、それが失われるものよりも
大きな、優れた価値を持つのか、
そういったことをきちんと考えているのでしょうか。
自然環境を目の前にした時、
人間はもっともっと謙虚になって、
考え、そして行動しなければなりません。