前回の英語に引き続き、今回は数学です。

中学3年の数学は、範囲が多いの上に厄介な相似(図形)があるのです。

だから、前半の数量で計算力を着けないと後半は相当苦しむことになります。

では、どんな授業をしているのかと言えば、特殊なことではなく、

ただ、ひたすら式の展開を暗算でやってもらっているのです。

つまり、

(a+b)(c+d)=ac+ad+bc+bd

といった、多項式×多項式を、公式も教えつつですが、

授業中ずっと順番に答えてもらうという形態で、問題を見て、

パッと答えを出すと言う感覚が掴めるまでやってもらいます。

計算の苦手な生徒にとってはちょっと酷かなと思う時もありますが、

これが出来なければ、次の因数分解、二次方程式、平方根の計算問題が

出来ない状態に陥る可能性があるので、ここだけは心を鬼にしています。

大体2回の授業で、ほぼ展開の基本が出来るようになってきたので、

3回目以降の授業では、因数分解に入りつつ、式の展開を利用して、

99×99=(100−1)(100−1)=10000−200+1=9801

となるような問題も少しずつ取り入れていきたいと思います。

英語もそうですが、数学も式の展開をしっかり理解し、修得することで、

これまで数学を苦に感じていた生徒の気持ちが、

少しでも前向きになってくれたらいいなと思っています。

新学期がスタートしたばかりですが、大切な範囲が多いのです。