3月に入って、新中学3年に受動態を教えています。
受動態自体は中学2年だった昨年の暮れから冬期講習にかけて、
一度学習指導したところです。
ほぼ毎年ですが、この範囲を使って1〜2年の復習となるように授業を
組み立てて行います。
ここはbe動詞と一般動詞の区別をしたり、時制、文型、助動詞の使い方など、
これまで学習した範囲の総復習が出来るところなのです。
実際に授業で行うのは以下のような書き換えが中心になります。
受動態 The book was given (to) me by my father. という文を
↓
能動態 My father gave me this book. という文に書き換えるのです。
実際の問題としては、この逆、つまり、能動態を受動態にするという問題が
出題されることが多いのですが、この練習をすることで、
今まで学んできたことを再確認させるのです。
テキストには100以上の受動態の文が出てきますので、
それらをほぼ全部、能動態の文に書き直すことをしてもらいます。
これがすんなり出来るようになると、文型、時制など、
英語の基本的な文法を理解したことになると考えています。
英語を全く理解していない生徒にありがちな、
be動詞と一般動詞が混在してしまうようなことがなくなるのです。
すぐに出来るようになるわけではありませんので、約1ヶ月ほどかけて、
じっくりやってもらっています。ただ、これだけではつまらないので、
3月中旬の授業から現在完了形に入ります。
数学もそうですが、学年の始めの指導範囲の理解度と習熟度で、
中学3年生の成績はほぼ決まると言ってもいいでしょう。
もちろん、この先の不定詞、動名詞、分詞、関係代名詞といった範囲も
まだまだ気は抜けませんが、ここを無事に乗り切ってくれたら、
だいぶ楽になることは間違いありません。
文科省の掲げる、聞くこと、話すこと、読むこと、書くことなどの
コミュニケーション能力を養成するという目標に対して、
これで十分というところまではなかなか出来ませんが、
ある程度正しい文法を教えることも大切なことだと思って指導しています。
次回は数学の勉強法についてです。