この記事は、 前回 (3月) 記載した ハイブリッド ケーソンの 




その後 を 追記 したものです。








本日、 早朝から  1500Ton 吊り 海上クレーン船 (通称 FC と呼ぶ)






を 岸壁に接岸し、 






岸壁近辺に 組み上げられた   鋼重量 約 230 トン  






  「ハイブリッド ケーソン の 鋼殻部材」 の 積み出しが始まった!!!








地面から 部材を吊り上げる その瞬間 が 一番難しい・・・汗






海上クレーン船 が 海面の うねり に反応して




   クレーン船 の ブームが 上下する




吊り荷 の ワイヤ を 巻き上げ・・・・






吊り荷 荷重が かかった瞬間にあせる




 「海面のうねりに 反応する」 あせる






今回も 荷重をかけて  約 30cm 程 巻き上げた (地切りの) 瞬間に 




 


   海面の うねりに遭い、 端部の一部が 地面に 接触し、破損 した。




 





photo:10









吊り荷 は さらに巻き上げられて・・・・




   クレーン船が 岸壁から 離岸・・・後退して








5000 トン級  台船  の 進入 を 待つ






photo:07








5000トン級 台船 が 吊り荷下に 進入して






台船 を 岸壁に 接岸 する  




photo:08








接岸された 台船 上 に   「ハイブリッド ケーソン の 鋼殻部材」 を 積み込むのであるが、






ここからが また、 難関ドンッ






  海面 の うねり との 勝負メラメラ が 始まる






海上クレーン船 船長 の 腕の見せ所 となるそうです・・・






海面のうねり の タイミング を 計りながら あせる






残り 30cm 程度 から 一挙に 台船 に 荷重を預ける汗汗






   その瞬間が 非常に 難しい と 言う


photo:09






今日の海面は 見た目・・・穏やかそうであるが・・・




底うねりが有るそうで、 作業を 開始 すべきか? 中断すべきか?




検討され、 9時に 実行 の決断が なされた。






午後(この時間帯) も 残り 1 個 の積み込みが 実施されている



photo:11




photo:12






今日中に 2個 の 「ハイブリッド ケーソン の 鋼殻部材」 を



 積み込み結束し、






  夕刻出向    一路 四国の工事現場 へ 曳航 していくのである・・・・・DASH!



















ここからが、 前回の記事です・・・・・・






ハイブリッド と 言えば  直ぐ 頭に浮かぶのが・・・









コレ・・・・ ハイブッリドの代表車種 車









最近は 何でも ハイブリッド時代なのか目










Runner の ブログ












コチラも ハイブリッド構造 ( 鋼 と コンクリートの複合構造) 鋼殻














港湾の沖合い海底に 沈埋据付する 防波堤となる 「ハイブリッドケーソン」












を 工場で 建設しているところです。












 寸法は 高さ 23m  底幅 19m 厚み 7m  長さ 20m の 形状 








    鋼重量 約 230 トン  の 鋼構造物 になります。





















工場建屋内で 製作した 鋼パネル材 を 100トン吊りクレーンを使って








立てかけ組み付けていきます























当然、 パネル組み付け後は、 その交差部 を溶接にて繋ぎあわせます。












 




見えている ブームは 作業員が乗る 高所作業車です























写真の 傾斜壁部分が 水面になり  その下は 海中に没します








据付は 海底に 基礎捨石を 敷き詰め その上に この 「ハイブリッドケーソン」 を 据付ます
















この鋼殻外壁には 約 40cm の コンクリートを 打設して 陸上での作業を終えます




 (鋼殻の中は 中空の状態です)








  




従来は、 コンクリート構造で 建設していましたが、 ハイブリッド構造に することで












 かなり軽量化(据付前迄の段階) 出来ることから  大型のケーソンを 建設据付することが可能となり












  吊り上げ ~ 曳航 ~ 据付 する作業の 「海上クレーン船」 も 小型化出来ることから












   建設費全体が かなり 経済的 になります。












海上クレーン船での 現地据付後には、 












  中空内部に 中詰砂 を 投入して、 約 7000トンの 自重になりますが、








 




   但し、海中での浮力が 約3000トン程度ありますビックリマーク












この大きさを コンクリート構造で 建設すると・・・ 約7000トン程度(中空状態でも2000トン以上)








となりますが、








このハイブリッド構造だと 吊りこみ時の全体荷重は、 約1300トン程度になり








 かなりの 経済効果が得られる構造となります合格
















最新鋭機 飛行機ボーイング787も ジュラルミン と カーボンファイバー の ハイブリッド構造で軽量化し、








ジェット燃料の 省エネ化 を はかっていますね!!!




























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