橋架け屋集団は
色々な 職種の方々で構成(編成)された
専門職人さん達 が集まった集団です。
その中でも 危険を顧みず・・
重要な役割を果たしてくれる
高いところでの作業(高所作業)をする
特別な職人さん
その呼び名も 「鳶(とび)職」
その語源は、 大空高く飛びまわる 「鳥のトンビ(鳶)」からのようです
下を見ると・・ぞっとするような高所で
クレーンで吊り上げた 部材と部材を「つなぐ」役割をする 職人さん を
「とび職」 と呼びます
私が現場担当していた 斜張橋の架設現場での実話
私が初めて知った これぞ「職人気質」
ある中堅 とび職の話
殆どの職人は 夏場を除き、作業着は 週に一二度程度洗い替えしますが
そのこだわり鳶職人は
毎日の作業では、 一つも汚さない のに
毎日 洗いたての作業着 を身に着けています
(下手な奴ほど 作業着を汚しますがね)
とある時、 その職人に
「毎日毎日 ビッシとした 洗い立ての作業着(とび職作業着)を身に着けて
現場入りしてるが・・ 何か こだわり でもあるのか?」・・・・
高い所では、必ず 命綱(安全帯)を着用
身動きがし易い様に ひざ元は だぶだぶ に!!
足首は 引っかかりにくいように 縛っています
そのこだわり とび職曰く:
日々の作業が終り・・・
宿舎の帰ると・・
毎日 使った 作業着を その日の内に洗濯するそうです
「今日も 無事に過せました」
ありがとう と お礼の意味もあり洗濯するそうです
部屋には、 洗濯・乾燥が終わった 作業着が
「きっちりと 折りたたみ 置いている」 し・・・
「部屋も 毎日 整理・片付けをして 朝出かけてくる」そうです
何故、そこまで こだわりが有るのか? と聞くと・・・
「わしら とび職 の仕事は、「危険 と 隣合わせ」
いくら安全に 気をつけていても 「いつ何時 墜落災害に遭うかも知れない」」
万が一 墜落すると・・・死に至る
「汚い作業着を身に着けて居ると 気持ちも緩み・・災害に至る・・」
「きちんとした 洗い立ての作業着を着て 身を引き締めて居ると
怪我もしないし、事故・災害にも 遭いにくい」
万が一、 災害に遭って 無言の帰宅となっても
出稼ぎに来ている宿舎に 家族が来て
「親父はこんなにだらしない生活をしていたのか」 と
「残した家族に 思われたくは無い
きっちり部屋の片付けをして 毎朝、仕事に出かける」
と言う
この几帳面な 身支度を整えたきっちりした性格が、
毎日・・安全で快適な職場を形成してくれた
世界一の 高品質な 橋梁作品を造り上げるのに
こんなこだわりが・・・
他の職人達にも広がり
清潔感あふれる作業現場になった
その結果、 3年間にも及ぶ工事期間の 無事故・無災害も達成され
工事竣工時には、 安全優秀表彰を 受賞した
こだわりの とび職人 のお蔭![]()
ありがとう 鳶さん
今日もまた、 日本の何処かで
いつものように
パリっとした 洗い立ての作業着を
身に着けて 鋼橋建設に 励んでくれていることでしょう![]()
いつまでも そのこだわりを持って
元気に 頑張っていてくださいよ![]()
また、 どこかの現場で
逢いましょう![]()
