早速ですが、一晩乾かしましたので続きをやっていきます。

ステップ2
<接着>

一番大事なところ、接着。
ガラスとガラスをくっつけます。

と、その前に
接着剤を作ります。

と、言っても使うのはあくまでも漆。
伝統技法ですので、使うものは全て安心安全天然素材です。

使う接着剤はズバリ『麦漆』

何者かと申しますと、小「麦」粉と「漆」を混ぜたモノになります。

使うものは3つ。
1.生漆
 写真は前回の記事見てね

2.強力粉
色々調べると、薄力粉や中力粉なんかでやってる人もチラホラ見かけたり、記事によっては小麦粉としか買いてなかったりで悩んだんだけど、My教科書には強力粉との記載があったので強力粉にしました。

3.水
写真を撮るまでもなくただの水道水です。
地域によって味が若干変わります。


もんじゃ焼きのように白い粉でドテを作り、真ん中に水を落として混ぜます



教科書によると噛んだ後のガムくらいの硬さだそう。

水を調節しながら混ぜました。


どう?ガムっぽくない?

次に生漆を混ぜていきます


ちょっとづつね。



教科書によると、今度は10cmくらい伸びるといいらしい
今度は漆で調節していきます


もう少しかな?


よくわからん...


なんかすげー伸びてる!

これでいきます。
ちなみに失敗すると乾きにくかったり、強度が弱くなってしまうとの事。
正解がわからないのでちょっと怖い

でもまぁ、とりあえず接着剤完成☆

あとはこの麦漆を使ってガラスを繋いでいきます。

ガラスの片面に薄く塗ります

厚いかな...?
1人でやってると「塗っているところ」の写真が撮れないね。
両手塞がってるから


塗れたら破片をはめ込み、少し強めに押しつけながら接着します。
この時ズレるとそのまま固まってしまうので注意。
良さそうならマスキングテープを所々貼っておきます。
繋いだ全部に貼りたくなりますが、空気に触れないと乾燥しないので所々の方が良いです。


最後までやったらこんな感じ。

コップだ!!

もうこの時点で嬉しい

汚れは後で削ります。
貼りながら思ったけど、内側の作業大変そうだなぁ...



昨日と同じく室に入れて今度は1週間乾かします。

ここで乾かないとうまく付きませんので途中で見たくなっても我慢我慢。

逆に乾かしすぎると硬くなるため次の削る作業が大変になります。

では、また来週〜バイバイ

次回
〜見えない穴を埋める クラックの罠〜