「親を看取ったあと、実家を手放す予定でいます。
人生後半を過ごす場所・理想の最期はどんな場所がいいか、
いろいろ考えているけど決められません。何かいいアドバイスはありますか?」

今住んでいる場所は好きだけど、実家だし、
この先ひとりで生きていくには、もう古いし広すぎる。
親を看取ったら、モノを片づけて、実家を畳んで、
理想の暮らしができる場所へ引っ越したいと考えている。
自分にとって、人生後半を過ごす場所、
理想の最期はどんな場所で迎えたいだろう?
思い浮かぶ場所や条件はいくつかあるけど、
老後のことを考えると、住み慣れた土地の方がいいのかな。
近くに、頼れる友だちや知り合いがいる場所がいいのかな。
【おひとりさまの終活】質問をいただきました。
「親を看取ったあと、実家を手放す予定でいます。
人生後半を過ごす場所・理想の最期はどんな場所で暮らしたいか?
いろいろ考えているけど決められません。何かいいアドバイスはありますか?」
【答え】
「人生後半・理想の最期に、
これだけは必要だと思うキーワードを全て書き出してみましょう」
今回は、今は実家で親と暮らしているけど、
いずれ親が施設に入ったり、親を看取ったあと、
実家を処分して、ひとりで住む場所を考えているあなたへ
わたしが2021年に、
実家を手放した体験談も含めて、
最期はどんな場所で迎えたいか?
考え方のヒントになる視点をお伝えします。
何か1つでも参考になることがあれば嬉しいです。
✨✨✨✨✨
自分のことを話します。
わたしは生まれ育った実家が好きでした。
いい場所にあったし、地元には友だちもいて、
ここで歳を重ねていくのなら老後は安心だと思っていました。
と同時に、親を看取ったあと、娘も自立したら、
ひとりで暮らすには大きすぎるし重すぎる、とも思っていました。
築33年、部屋数6つ、モノも多い。
「実家、どうやって処分したらいいんだろう?」
考えるだけで憂鬱でした。

(こんなもんではありません。
何十年も押し入れに入っているモノを出すと結構な量ですよー)
そんな折、2019年、突然その日は訪れました。
祖父の遺言で、実家が建っている土地の相続は、
父を含む親族3人の名義になっていたのですが、
その中で疎遠になっていた親族が、弁護士さんを通して、
相続金の精算をしたいと申し出てきたのです。
父は実家に愛着と執着を持っていたのと、
この親族の方に対して、個人的に嫌悪感を抱いていたため、
相続問題を何十年も放置し、先延ばしにしていたのです。
正直、娘のわたしは、早く精算してほしい、
子どもの代まで持ち越さないでほしい、と思っていたので、
高齢の父の代わりに窓口になり、この相続問題に取り組みました。
多くの専門家の方にご協力いただき、
約1年半かけて、実家を売却し、その売却金を、
祖父の遺言通り、名義人3人で分けることができました。
そして、全てが解決したその翌年、
2022年、父も、その親族の方も、亡くなりました。
祖父が残した遺言や相続、実家の片づけ、売却、
父の終活のサポートを通して、感じたことがあります。
『見て見ぬ振りをしてきたこと』や、
『自分が解決しないといけないこと』は、
結局、いつか向き合うことになるということ。

いつか向き合うことになるのなら、
気力や体力があるうちに取り組んだ方が良い。
最期はどんな場所で迎えたい?というテーマから、
少し、話がずれてしまいましたけれども、、、
今回、伝えたかったことは、
人によっては、実家を手放す、ということは、
売却に伴う様々な問題(相続など)が出てきたり、
売却に関わる様々な人との話し合いが必要だったり、
かなりエネルギーを要することになる場合がある、ということです。
なぜならば、実家というのは、親の持ち物であり、
親の生き方、あり方、が反映されている場所だから。
もしも、
親に先延ばしにしていることがあったり、
溜め込んでいるモノがあったりとしたら、
それらの片づけも、同時にすることになるかもしれません。
本人ではないので、大変なこともありますが、
自分の代で、スッキリ手放すことができれば、
スッキリ新しい人生へと向かうことができます。
実家は、親にとっても、あなたにとっても、大切な場所。
ひとつひとつ丁寧に片づけながら、
「ありがとう」「お世話になりました」
と、いっぱい声をかけて、感謝の気持ちで手放してあげてください。

前置きが長くなりました。
さて、実家を手放したら、
あなたはどこでどのように暮らしたいですか?ということですが、
人生後半・理想の最期に、
これだけはあってほしいと思うキーワードを全て書き出してみましょう。
・住みたい場所
・広さ
・景色
・お店
・関わる人たち
・今ある家具やモノ
・目に見えないモノ、感情など、何でもOKです。
ちなみに、わたしの答えは、
海、空、山、温泉、旬の野菜・果物・魚、
静か、広い、綺麗、犬(シーズー)と暮らせる、
みんなが来たくなる場所、駅まで何とか歩ける距離、
安心して心を開ける家族のような仲間たち、、、
そんなふうに描いていたら、
先日知り合ったばかりの同年代の女性が、
今年、静岡県の伊東に引っ越しをして、
その素晴らしさをキラキラと話してくれたのです。
理想の最期の場所に、どうかなーって気になって、
偵察がてら遊びに行ったら、、、もう!最高でした〜💕
リゾート地には、昭和の年代に建てた、
重厚な造りの、温泉付きマンションがあったり、
別荘として使っていた家も多く、築年数は経っていても、
状態が良く、お手頃価格の物件があることを知りました。
住みたい場所のキーワードを書き出したら、
ここはどうかな?ってピンときた土地を実際に訪れてみたり、
可能であれば、その土地の旅館やホテルに泊まって、
ここに住んだらどんな感じがするか、体感してみるのもいいですね。
そんな風に、
あなたの心と体が喜ぶ方へ動いていくと、
人生後半に過ごしたい土地と、きっと出会えるはずです♡
いかがでしたでしょうか?
今回は【おひとりさまの終活】について、
実家を手放したら、最期はどんな場所で迎えたいか?
まずは、『実家の手放しは結構大変なこともある、、、』、
『人生後半・理想の最期に、
これだけは必要だと思うキーワードを全て書き出してみましょう』でした。
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わたくしは、この度、
【一般社団法人 終活協議会】
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実家を手放すことは大変だけど、
向き合って、丁寧に片づけることで、
そのあとの人生が軽やかに自由になります。
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50歳からの生き方を考える
セカンドライフコンシェルジュ
ナチュラル終活サポーター 竹内はるみ



