会社を辞めたい悩み解決専門カウンセラーの尾上(おのえ)です。
「仕事のやる気が出ないときには」の続編でございます
(^_^)
常にモチベーションが高く、日常生活の全てを野球に費やしているイメージのあるイチロー選手に関する、若き日のあるエピソードをご紹介致します。
奥村さんという方がオリックスの打撃投手を務められていたそうです。
奥村さんは不調に陥った選手に「投げましょうか?」と声を掛けると、ほとんどの選手が「頼みます」と返事をしたそうです。
練習をすることによって、少しでも不安を取り除きたいと思うのが普通でしょう。
そんな中、一人だけ首を振った選手が、当時20歳のイチロー選手だったそうです。
試合後にその理由を尋ねたところ
「どんな好きな野球でも、毎日続けていると、もう疲れた、今日は嫌だなと思う時ってないですか?
そうなっては、自分の能力って絶対に発揮できないですよ。バットが持ちたくてしょうがない。そういう心境で、僕は試合に臨みたいんです」
そしてこう続けました。
「初めてお父さんとキャッチボールしたとき、どんな気持ちになりましたか?
またやりたいと思ったでしょ。その気持ちなんですよ。
そういう気持ちが自分でしっかりとつくれれば、絶対に技術って向上していくと思いますよ」
キャンプ期間中、二軍でプレーしていたイチロー選手は、夕方に練習を終えると、早々に眠りについた。そして皆が寝静まる深夜にこっそり部屋を出ると、室内練習場で数時間の特打をすることを日課にしていた。
ところがシーズンが始まり、一軍入りを果たした彼は全くと言っていいほど練習をしなくなったそうです。
不思議に思って尋ねると
「体が疲れすぎるとバットが振れなくなるから」と言ったそうです。
素敵なエピソードだと思いませんか!
イチロー選手大好きの僕は、なるほど、人のやる気の出し方をよく表しているエピソードだなあ、と思いました。
もの凄い実績を残しているイチロー選手だから、とても説得力がありますよね。
疲れている時は無理して練習しないこと。
その方が肉体的にも精神的にも良いコンディションになり
高い「やる気」を維持できるんですね。
休むことが必要。
というか
高いパフォーマンスの為には、休まなければいけないということですね。
でも忙しく働いている方々は「そんなこと言っても忙しくて休めないよ」と思われるかもしれません。
そうですよね、忙しい時はなかなか休めないことが普通だと思います。
そんな時は、自分なりに何かサボることを考えることが、新たなやる気につながるかもしれませんね。
サボることも同じく、やる気には必要ということですね。
前回のブログでは、やる気を出すのに有効なのは「まず体を動かすこと」と言いながら、今回は「休むことが必要」と言ってます。
一見、正反対なんですが、、、
実は正反対なんです(笑)
矛盾しているのですが、、
一人の人間の中に矛盾することがあるのは、ごくごく自然なことなのです。
その時々の状況を見ながら、自分持っている選択肢の中で、適応するものを選ぶことが出来ているということです。
自分のモチベーションに矛盾する二つの性質があったとしても、「こうあるべき・・」と難しく考えずに、「こういうときはこのパターンを使った方がいい」と考えてみて下さいね。
矛盾してても、いいんです。
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